稲葉選手 <1回、好プレー>
「何とも説明が出来ないプレー。いけるかどうか、わからなかったけど、体が無意識に反応してしまいました。」(ベニー選手のライトフライをフィールドシートに飛び込んでの好プレー)
鶴岡選手 <5回、中前適時H>
「打ったのは、シュート。近めの球(内角球)がくると読み、狙っていました。吉川の状態も良くなってきているし、何とか1点でも返そうと思って打席に入っただけに、嬉しいです。」
吉川投手 <5回2/3、打者23、球数85、被安打4、四死球2、三振2、失点3、自責2>
「初回と得点してもらった5回、6回の先頭打者四球が反省点ですね。立ち上がりカーブ、スライダーが決まりませんでしたが、2回以降カウントが取れるようになり、タイミングをはずす本来の投球が出来たと思います。まだ開幕まで登板の機会があると思いますが、次回はしっかり良い結果を出し、気持ちよく開幕を迎えられるように頑張ります。」
「吉川の春は…」
「球春」とは、綺麗な言葉だ。春の訪れと共に、野球がはじまる・・今日の幕張は、まさにその「球春」を肌で感じられるような、穏やかな陽射しと心地よい微風に恵まれた。
ファイターズの先発は、ローテーション入りの期待がかかる、2年目の吉川。前回、3月5日のファーム試合登板では、あえて得意のスライダーに頼らず、他球種で勝負するというテーマを持っての投球だった。しかし、カーブで全くストライクが取れず、カウント取りの直球を痛打され3回7失点。「春遠からじ」の散々な内容に終った。今日は立ち上がりこそ連打を浴びたが、尻上がりに調子を上げ、課題であったカーブの制球力も修正されてきた。「真っ直ぐの切れもあった」と捕手の鶴岡も言う。5回を投げ四球1の自責点2。前回登板からの反省点をしっかり生かしてきたあたり、吉川の学習能力の高さがうかがえる。「まだ仕上がりに満足していません。でも投球時に上体が突っ込んでしまうクセも治ってきたし、どの球種もずい分安定してきた手ごたえがあります」と、吉川。
吉川は、広陵高校時代、模範的な文武両道の生徒であったという。「僕、勉強は好きでしたよ。成績は特別進学クラスの生徒にも負けませんでしたから。学年で常に1,2番でした。」 それを裏付けるかのように、彼は過去に登板した試合内容をこと細かく記憶しており、振り返りながらの分析も得意だ。課題克服に漠然とした取り組みをしていないところが、吉川の強みといえる。普段は眼鏡で過ごすことの多い吉川。その風貌は、猛勉強し春に吉報を手にした受験生のよう。球春の到来に標準を合わせ、オフの間に着実に調整をしてきた吉川が本領を発揮する日は、近そうだ。