2011.07.06 WED
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■広報レポート <いつか報われる>

 勝負の世界が厳しいものと分かっていながら、女神はまたもや無情にも吉川選手に微笑んではくれませんでした。6月4日スワローズ戦以来の一軍マウンドで、背番号34は2008年から遠ざかる白星を目指し力投。7回を被安打7、4回に内野ゴロの間に許した1失点でしのいだものの、味方の援護なく2敗目を喫しました。

 5月28日カープ戦も6回2/3を無失点ながら勝敗つかず。前回登板のスワローズ戦ではチームの連続無失点をプロ野球タイ記録の52イニングで止めてしまい、鎌ケ谷で「自分は持ってないですね」と悔しさを噛みしめる姿がありました。勇翔寮ロビーのテレビ正面に座り、1軍のゲームを見ていた時には微動だにせずいたせいで、人感センサーが反応せずにモニターが消えたことも。それほど、復帰戦にかける思いも人一倍でした。

 好投に報いることができなかった野手陣からは試合後、労いの言葉がかけられグータッチを求められていた吉川選手。心が折れるどころか、逆に「お疲れ様でした」と気丈に振舞う様子が印象的でした。独特の軌道を描くカーブとスライダーに一層磨きをかけ、きっとこの試練を乗り越えてくれるはずです。

■吉川投手 <7回、球数106、打者28、安打7、三振5、四死球1、失点1、自責点1>

「調子は悪くなかったですし、しっかり投げられたと思います。唯一の四球が失点につながりもったいなかったですね。何とか逆転してくれることを願っています。」

■梨田語録

「(マリーンズ先発の小野選手は)きょうの方がボールは動いていた。風はなかったけど動いていたね。(先発した)吉川にしては、というのは失礼だけど、すごくよく放った。相手のバッターが見えていたし、落ち着いていたね。次につながると思います。昨日、今日と1点差でどちらに転んでもおかしくない試合だったけど、我々としては明日やるしかない。明日、スケールズを吉川と入れ替えで登録します」

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