2013.05.06 MON
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広報レポート<攻略の糸口は>

 三度目の正直とはなりませんでした。今季2戦2敗と苦にしているライオンズ十亀選手に対してスターティングラインアップを大幅に入れ替えて臨んだ一戦。プロ初先発の鍵谷選手が6回途中1失点と踏ん張りましたが、打線がわずか1安打に抑え込まれ、今季5度目の零敗により初の3連戦3連敗を喫しました。

 左打者の分がいいと判断し、1番に大谷選手を据えるなど4番と8番以外は前日と違うオーダーを組み、十亀選手攻略に並々ならぬ思いで挑みました。1回に2番の陽選手が中前打を放つ上々の出だしを見せましたが、その後は四球と失策で2人の走者を出したのみ。「小学5年以来」の1番打者を務めた大谷選手は、切れのあるシュートに快音を響かせることができず「いい形で次の打者につなげられず残念です」と唇をかみしめていました。

 守備では3回無死一塁で陽選手が中堅フェンスに体をぶつけながら好捕し、飛び出した走者をアウトにするビッグプレーを披露。さらに6回は1点を失ってなお1死満塁の場面で、炭谷選手の中前に落ちそうなライナーをスライディングキャッチし、追加点を阻みました。堅い守りで流れを呼び込もうとしましたが、それを上回る十亀選手の出来に最後まで突破口を見出すことができませんでした。

 北海道出身選手では2004年以降、初の先発投手を務めた鍵谷選手は6四死球と制球に苦しみながらもプロ入り最多の99球を投げて粘りを見せました。「力が入ってしまいましたが、試合を楽しむこともできたので、次またチャンスがもらえたら頑張ります」。完敗に違いありませんが、単なる1敗で終わらせぬよう雪辱の思いを持って次に向かいます。

鍵谷投手<5回1/3、球数99、打者22、安打3、三振2、四球5、死球1、失点1、自責点1>

「長いイニングを投げようというより、一人ひとりの打者を打ち取ることを意識しました。競ったゲームになっているのは、バックで支える野手の皆さんのお陰だと思っています。四死球を出して常に走者を背負う形になり、攻撃のリズムを悪くしたことは今後の課題です」

栗山語録

Q.なかなか点が取れません
「打線を組み替えてみたけど違ったな。すみません。十亀に考えさせようと思っていて、いつかこういうことをやらないといけないと思っていた。でも、流れを見ていると、(打順の)決め方が悪いなと」

Q.鍵谷選手は好投しました
「課題もはっきりしたよね。よく粘ったし、こういう試合で特徴が見えてくるから。先発の調整をしていないから100球はキツイかと思っていたけど、よく頑張ったね。ちょっと間を空けて、交流戦で先発行かせようと思います」

Q.今季初の同一カード3連敗
「それだけは避けようと思ってやってきたけど、嘆いても返ってこないんで前に進むしかないです」

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