2013.08.17 SAT
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広報レポート <思いがあるから>

 活躍した選手たちが口々に話していたのは「年に一度の帯広なので」というフレーズでした。時折雨脚が強まる中、満員のスタンドから降り注ぐ声援がやむことはありませんでした。十勝を中心に道東エリアから多くの方々に足を運んでいただいた前で、11安打10点と効率よく得点を重ねて7月1~4日以来の3連勝を飾りました。

 活発な打線に隠れてしまいましたが、先発のケッペル選手が5回を2失点で切り抜けたことも勝因の一つです。初回に3四死球と制球を乱しながらも無失点でしのぐと、4回には3安打を浴びて2点を失うもその後は2併殺でピンチを脱し、味方の逆転を呼び込みました。2010年旭川、2011年函館と合わせこの北海道内3都市で勝利を挙げるのは球団初。それでも本人は「スコアシートの通り、出場した全員がチームに貢献した結果」と殊勝にコメントしました。

 今年は帯広から東へ30キロに位置する池田町の応援大使を務めています。登板前の取材では「スピードスケートの五輪選手を生み出し、ワインも有名な町」とPRし、「町民の皆さんのためにも頑張りたい」と意気込みを語っていた背番号31。この日、試合後のサインボール投げ入れは行わず、一・三塁側の身障者エリアに足を運んで手渡ししました。にじみ出る優しさにより、1年以上右肩痛で苦しんだ末に幸運がもたらされるような気がします。

 同じように右肩関節唇損傷から復帰を目指している斎藤佑選手に、復帰勝利のボールを贈ったことは以前のレポートでお伝えしました。斎藤佑選手は「自分の一歩、二歩先を着実に歩んでくれることが本当に励みになります」と話します。連綿と受け継がれる思い。それがこのチームをまだまだ強くしてくれるはずです。

ケッペル投手 <5回、球数86、打者23、安打4、三振2、四球3、死球1、失点2、自責点1>

「きょうは打線に感謝。なかなかボールが定まらなかった中で、特に4回はうまくいかなかった。それでも打線が逆転してくれたし、このままリードを保って勝てるように応援します。帯広のみなさんにも試合を楽しんでほしいね。」

栗山語録

Q.ケッペル選手が粘りました
「中1週間くらいでいけると思う。よかったね。まずはひとつひとつの階段を登っているところで、低めに集めたいというのはあったかな」

Q.中田選手が4安打
「練習から良かったよね、バット振れてた。ずっと言っているように岱鋼と翔が打ってウチらしい試合になったと」

Q.スタメン復帰の大谷選手が決勝二塁打
「普通に戻ったというかね。できなかったことがあったといってもこの2、3試合だし、要因ははっきりしているから。きょうは良かったね」

Q.雨も降る中、地方球場で3連勝
「これ以上降ったらという中で集中力を持っていけた。いい集中打になった」

Q.明日の試合は
「吉川がどういうピッチングするか。信頼して送り出すから、らしいピッチングをしてほしい」

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