2013.09.25 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
2
0
0
0
5
0
0
3
0
7
0
0
0
0
X
R
H
7
11
10
14

広報レポート <次世代ファイターズの旗頭に>

 8月25日のバファローズ戦以来となる3得点以上での先制、札幌ドームでは今季初となる1イニング7得点――。序盤で試合の流れをガッチリとつかむビッグイニングをもたらしたのは、平均年齢26歳(この日の12球団スタメンで最年少)という若いスタメンの力でした。2回に杉谷選手の押し出し四球と西川選手の2点適時打で先制。4回には中島卓選手の内野安打から始まって自身のプロ初の犠飛で締めて7得点。この試合で挙げた10得点のうち、この3選手で6得点を叩き出しました。3人そろってのお立ち台は初めてですが、それぞれを見ればヒーローインタビューにも慣れてきたように感じるでしょう。目の前の試合での勝利を目指す戦いの中で、ファイターズの未来図の一端を垣間見ることができたのではないでしょうか。

 打順組み替えで3戦連続の3番に起用された西川選手は、ここまで2試合で無安打に終わっていました。この日の守備ではミスもありました。しかし、それは課題として未来につながることでしょう。「何かつかむものを明確にして今シーズンを終わりたい。チームのためにも自分のためにも」。故障でシーズンの半分を棒に振った男は、プロ4年目を並々ならぬ決意で迎えてくれることでしょう。一方、後半戦はレギュラーに定着した中島卓選手は「(自らが守る)二遊間の選手として何ができるかを考えてこれからはプレーしないといけない」と力を込めました。

 若手にとっては残り試合の出場機会すべてが、勝利を求めながら課題を発見し、成長するための場となります。つなぎの役割を果たし、2度ホームを踏んだ2年目の近藤選手は、先輩3選手のインタビューをながめながら言いました。「今度は僕をお立ち台に上げてください」。彼らがお立ち台に上がる機会が増えるのは、すなわち勝利が増えることを意味します。これからのファイターズを引っ張っていくのは、そんな意気盛んでギラギラしたヤツラです。

ウルフ投手 <7回1/3、球数104、打者32、安打8、三振1、四球2、死球1、失点6、自責点6>

「打線が点を取ってくれたお陰で、ストライクゾーンにどんどん投げ込むことができました。ヒットは打たれたけれど、自分の持ち味であるゴロを打たせる投球はできたと思います」

栗山語録

Q.2桁得点を挙げて連敗を5で止めました
「最後はばたついたけれど、こういう状況でも選手は一生懸命やってくれていますし、平日にも関わらずたくさんのファンの方たちに来ていただいて、1日1日良かったなと思えるシーンを作らなければと思っています。選手の躍動する場面があって、まずは良かったなと思います」

Q.起用した若手が期待に応えました
「自分の中で若手とかはないので。チームの中心になってやってくれなければ困るから。その今日出た選手にもミスはあったし、しっかり反省材料にしてほしいですね」

Q.ケッペル選手の退団が発表
「自分が監督になる前からファイターズに貢献してくれて、けがをしたままチームを離れることは避けたかった。マウンドに上がれる状態にしてあげられたことが何よりで、ケッペルの野球人生がこれからも良きものになるよう祈っています」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート