2014.03.22 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
R
H
3
6
2
9

広報レポート<準備完了>

一回中田選手
二回西川選手

キャッチャーの手前で鋭く落ちるフォークに、ジャイアンツ攻撃陣のバットは空を切りました。2回に奪った3つのアウトはすべて空振り三振によるもの。今季の実戦ではほとんど投げていないボールを有効に使える手応えを、先発・大谷選手はつかんでいました。5イニングを投げて5安打を許しながらも無失点。「運で行けた部分もありましたけど、納得できたボールもある」。そのひとつがフォークボールだったことは間違いありません。

3月8日のタイガース戦(甲子園)以来、中13日での先発登板でした。実戦からは離れていたといっても、ブルペンでの投球練習でコントロールやボールの切れ、そして精度を高めてきました。最後のイニングとなった5回にこの日の最速となる157キロを計測。「中盤でどれだけ腕が振れるかというのがあった」と振り返るように、勝負どころでも力強いボールを投げ込んでいます。スタミナ面にも不安はない様子。「まだいけると思います。いつも9回を投げるつもりで行っているんで」。涼しい表情で話すところに自信が伺えます。

「まだ逆球もあったから、狙ったところにいくようにしたい」と自らに高いハードルを課す一方で、栗山監督は「ローテでいけるのは分かった」と太鼓判を押しました。どの試合が公式戦初登板になるかについて指揮官は「じっくり考える」と明言を避けましたが、これで準備は完了とみていいでしょう。オフから第一目標としていた開幕ローテ入りを確実なものにしたことで、大谷翔平のプロ2年目が本格的にスタートします。

選手コメント

先発大谷選手
三回投げ終えた大谷選手

大谷選手
<5回 58球 打者20 安打5 三振4 四球1 失点・自責点0>
「リズムよくいけました。ただ、逆球もあったので、しっかり狙ったところに投げられるようにしたい。フォークはいいところに決まったと思います。この勢いを持っていきたい。」

栗山語録

七回金平選手
栗山監督

Q.大谷選手が5回を無失点
「(前回登板から)間が空いていて、相手がジャイアンツで、いろんなところで前に進んでいるなとちょっとだけ思いたいね(笑)。投げる球種に制限をかけてやった中でもある程度いけるということは評価しないといけない」

Q.開幕ローテ入りは
「ローテでいけるのは分かった。あとは体の状態を見ながらね。(どこで投げるかは)もう少し時間があるのでじっくり考えます」

Q.金平選手が2試合連続で無失点
「大アピールしてくれたね。素晴らしい。開幕メンバーの候補として比較しないといけないくらいのインパクトがあった」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート