2014.04.10 THU
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広報レポート<カバーし合って>

2番手で登板した矢貫選手
5回、ホームランを放った西川選手

流れを奪い返す快投でした。2回1死一、二塁のピンチで斎藤佑選手の後を受け登板した矢貫選手が、押し出しで1点を失ったものの、5回までイーグルス打線を1安打に封じ込めました。5回に西川選手の決勝3ランが飛び出して今季初勝利をマーク。「何とかリズムを変えようと。それがチームの勝ちにつながって良かったです」と顔をほころばせました。

キャンプからオープン戦終盤まで1軍にいながら、開幕直前にファーム落ち。武田久選手のインフルエンザ発症により、一昨日午後4時の便に飛び乗って試合途中に1軍に合流しました。先週月曜に地元の福島県在住だった母方の祖母が急逝。葬儀には参列せずに練習に出続けたことを振り返り「あなたは一生懸命野球をやりなさい、ときっと言われたと思います」。そう話す目に光るものがありました。

先発投手が早期降板した試合を、チーム一丸でものにしました。2回に失策した西川選手は「矢貫さんに何とか打って返したかったので」と、雪辱に燃える思いをバットに乗せて左投手のスライダーを右翼席へ。直前に杉谷選手の送りバント失敗があったものの、ミスをカバーするには余りある一打を放ち、心のつながりを感じさせました。

イーグルス相手に札幌ドームでカード勝ち越しを収めたのは、2012年8月以来。5連敗後の連勝で勝率を5割に戻しました。ロングリリーフが度々登場することは避けなければいけないところですが、ブルペンで控える安心感がチームに与えるものは決して小さくないでしょう。

栗山語録

栗山監督とハイタッチする矢貫選手

Q.西川選手が逆転弾
「いろいろなミスがそれまでにあって。ミスはもちろんしない方がいいんだけど、ミスをしたら取り返そう、という話をしてきた。あの流れの中で集中してしっかり捕まえたね」

Q.矢貫選手のリリーフが効きました
「思ったよりも“らしさ”がなかったから、あえてもう一回下(ファーム)でやってもらってきたからね。よく頑張ってくれた」

Q.斎藤佑選手が乱調
「球は悪くない、球は。投げられるというのは壁を超えたということ。そうなると次はということになる。今日は勝負にならなかった。それじゃあダメなんだよ、と。まず魂みたいなものを示すのが最初に出るピッチャーの仕事だから。ダメだったことを活かして欲しい。本当に悔しいと思うし、オレも悔しい」

Q.勝率5割に戻しました
「これだけたくさん負けても5割なんだから。あした開幕だと思ってやっていきます」

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