2014.08.12 TUE
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広報レポート<気づきの言葉>

2回、HRでベンチに迎えられる大谷選手
4回、HRの中田選手

11日ぶりにつかむウイニングボールを右翼の杉谷選手がグラブに収めると、一瞬交錯しかけた陽選手が胸をさすって安堵の表情を浮かべました。この間に喫した連敗は今シーズン最長の7。2.5ゲーム差に詰め寄ってきていた4位マリーンズを5-2の完勝で退け、この瞬間を待ちわびていたスタンドと一体になって勝利の喜びを分かち合いました。

一発攻勢で主導権を握ったファイターズ。2回に5番に入った大谷選手が左中間へ6号ソロを運んで先制すると、同点の4回には4番の中田選手が自ら「完璧」と自画自賛する左翼席上段への22号ソロで勝ち越し。さらに5回1死二、三塁の場面で12打席無安打が続いていた陽選手が「忘れていた感触」という、7月15日ライオンズ戦(旭川)以来の14号3ランを左翼に叩き込み、立ち上がりから粘りの投球を見せていた中村選手に心強い援護点をプレゼントしました。

アップ開始前、栗山監督が左翼付近に全選手、スタッフを集めてミーティングを開いたことはこの日の試合内容と無縁ではないでしょう。『勝った負けたにとらわれず、今日一日自分の果たすべきことをやり尽くそう』。陽選手は「監督の言葉で余計な力が抜けたのは事実。みんなの気持ちが楽になった」と打ち明けます。

8月に入って7回を投げ切った先発投手は一人だけでしたが、中村選手が8回6安打2失点の内容ある投球で無傷の5勝目をマーク。自分との約束は果たせているのか、今のプレーに悔いはないか。結果を追い求める前に、自らに問い掛けることで見えてきたものがある。目の前を覆っていた霧を完全に振り払うためにも、連勝を飾って勢いを取り戻したいところです。

中村選手<8回 打者30 球数113 安打6 三振4 四死球1 失点・自責2>

先発の中村選手

「アバウトな所もあったけれども、全体的にテンポよく投げられました。ただ点を取ってもらった後の失点(デスパイネ選手のホームラン)は反省ですね。今日は打ってもらって勝てたと思うので、次回は自分の力で勝ち星をあげたいです。」

栗山語録

栗山監督

Q.連敗を7で止めました
「選手達には自分の持っているものを出し切ろうと話をして試合に臨みました。(中村)勝もよく投げたし、いいところでホームランが出た試合だったね」

Q.先発の中村投手が5勝目をマークしました
「素晴らしかった。色々なプレッシャーの中、安定感もあったしよくやってくれたと思う。大事なのは次の登板だね。」

Q.大谷選手、中田選手、陽選手と主軸にホームランが飛び出しました
「翔平は先発から中1日で決してコンディションは良くなかったけど、結果を出してくれた。翔は状態があがっていて1人マークが厳しい中でのホームラン。岱鋼は責任を人一倍感じていたし、自由にやらせたいと思っていた所での一発。主軸が結果を残したし、また明日が楽しみだね」

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