2014.10.15 WED
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2X
R
H
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広報レポート<悪夢の再来>

HRの中田選手
3塁進塁の大谷選手

背走しながら懸命に腕を伸ばした陽選手のグラブの先を、ライナー性の打球が越えていきました。フェンスに跳ね返ったボールをつかんだときには、2人の走者が本塁を駆け抜けていました。痛恨の逆転サヨナラ負け。手中に収めかけたファイナルステージ初戦での白星が、あと一歩で相手に渡りました。1点を追う7回に中田選手が同点弾を放ち、大谷選手の好走塁から逆転に成功。しかし、9回もマウンドに上がった先発・浦野選手が先頭打者に四球を与えて歯車が狂うと、無死一、三塁にピンチが広がってから登板した増井選手も、その火を消すことはできませんでした。

3試合とも終盤戦の攻防となり、公式戦にはなかった試合展開で進んだファーストステージ。ポストシーズンは公式戦とは別物かと思いきや、ファイナルステージは公式戦と変わらない展開となりました。今季ヤフオクドームで先制された試合でそのまま逃げ切られたことはありません。すべて追いつくか一旦逆転するかしながらも勝ち切れず、2度のサヨナラ負けを喫していました。また、当地での12試合中、1点差試合が5度あって1勝4敗。そのうち3度はサヨナラでの敗戦でした。まさに、悪夢の再来。公式戦の流れがそのまま生きているとするならば、ファイターズが勝つには2回までに先制することと、先発がクオリティースタートを決めることが条件となります。

大阪から午前中に移動し、ナイターを戦う過酷な一日ではありました。そんな中でも選手は準備を怠ることなく試合に臨みました。中田選手の2試合連続弾や不調だった陽選手に当たりが出始めたこと、中島卓選手の粘りや大谷選手のポストシーズン初安打と“兆し”を見つけることもできます。浦野選手が9回途中まで投げ続けたことで、明日以降、中継ぎ陣は万全の状態で出番を迎えられるでしょう。2007年にクライマックスシリーズ制度が導入されて以降、パ・リーグはファーストステージもファイナルステージもすべて先勝したチームが勝ち抜けています。ファイターズにとっては厳しいデータではありますが、過去を打ち破ってこそ歴史は作られます。まずは1勝。先を考えることなく、再びグラウンドに立つのみです。

浦野選手<8回0/3 127球 打者32 安打8 三振5 四球1 失点・自責点3>

先発の浦野選手

本日は都合により先発投手のコメントはお休みさせて頂きます。

栗山語録

Q.9回途中まで投げた浦野投手の投球に関して
「本当に頑張っていたと思う。素晴らしかった。9回の四球とか色々あるけれども、それよりもそういう点差(2-1)であったことをなんとかしないと」

Q.中田選手が2試合連続のホームランを放ちました
「それほど絶好調ではないけれどもさ。調子どうこうでなく、どうにかしようという思いを感じるよね」

Q.明日に向けて
「明日は勝つように切り替えてやるだけです」

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