2015.03.11 WED
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広報レポート<途中交代が許されない戦い>

9回裏、代打で安打を放つ大嶋選手
鎌ケ谷スタジアム

試合時間は3時間43分。最終回に入ったころには日も傾いていました。結果を見れば一方的な敗戦でしたが、出場した選手たちは必死に相手の投球に食い下がり、キャッチャーミットをめがけて投げ込みました。守備の間、ベンチで声を出していたのはほぼ監督・コーチだけという状態。異例のメンバー構成で戦ったオープン戦は、終わったあとの疲労もいつも以上だったに違いありません。

一軍帯同している選手は前日のうちに札幌から東京に入る予定でした。ところが、猛吹雪で飛行機が飛び立たず、ほとんどの野手が北海道で足止め。先に乗り込んでいた野手とファーム帯同の選手をシャッフルし、この日の鎌ヶ谷でのオープン戦とジャイアンツ球場での教育リーグの2試合を戦うことになりました。鎌ヶ谷組は、スタメン野手9人以外のバックアップは捕手の2人だけ。途中交代が許されない試合となったのです。

ただ、裏を返せば、それだけ打席に入るチャンスを得られた、ということでもあります。スタメン全員が4打席を与えられ、ここで首脳陣にアピールすることも可能だったはず。毎回出塁する展開にはなりましたが、最後の一本が出ず、奪った得点も内野ゴロの間のものという寂しい内容だったのも、また事実です。

もちろん、そんな中で気を吐いた選手もいます。ここまで一軍帯同を続けてきた渡邉選手と、開幕マスクを狙う近藤選手が2安打をマーク。また、肉離れから復帰した大嶋選手が代打でヒットを放ちました。予期せぬアクシデントを乗り越えてこそ、チームとして本当の成長があるはず。開幕まで20日を切り、残りのオープン戦は8試合。“待ったなし”で開幕戦は近づいてきます。

選手コメント

先発の大谷投手

大谷選手選手<4回 99球 打者22 安打6/本塁打1 三振5 四球4 失点・自責点5>
「全体的に前回と変わりがなかった。引っ掛けたり浮いたりバラバラでしたし、まだまだだなと思います。(次回登板に向けては)継続して同じ課題を持って投げるだけで、何かを変えるということはないです。」

栗山語録

Q.人数少ないなか、厳しい戦いとなりました
「ファンの皆さんには申し訳ない結果となってしまった。選手からは何とかしようとする気持ちは伝わったし、あとは監督の責任です」

Q.大谷選手、前回の登板に続いて課題が残りそうな内容となりました
「前回より球の質は良くなってきているように見える。結果として出てないだけで、これは本人だけではなく、俺の責任でもある。悪いことは必ず良くなる要因でもあるし、この時期に悔しいおもいをして、プラスにかえて良い方向にいくことを信じている」

Q.オープン戦も残り僅かとなってきました
「時間がないので、もちろん結果を求めてやっています。オープン戦だからといってやっているつもりはないし、我々は勝つためにやっている。人が少ないのは何の言い訳にもならない」

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