2016.06.29 WED
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広報レポート<デジャヴ>

勝ち越し3塁打を放つ田中賢選手
先発の斎藤佑投手と田中賢選手

1ボール2ストライクという不利なカウントでも、狙いはひとつに絞っていました。同点で迎えた7回2死満塁。打席に立った田中賢選手は、真ん中に入ってくるストレートをしっかりと捕らえました。打球は中堅手の頭上を越えてからワンバウンド。ボールが転々とする間に走者全員を生還させ、一気に流れを引き寄せました。「(センターに)捕られるかと思ったけど、前進守備だったんで」。3四死球で塁を埋め、ヒット1本で試合を決める。お立ち台でニヤリと笑う表情は、興奮を隠せなかった2日前とは違うように見えました。

7回2死満塁からの攻めは、まるで“デジャヴ”です。27日のライオンズ戦。4点を追う状況で7回に岸投手を攻めた打線は、2点差に迫ってから連続四球で2死満塁に。ここで田中賢選手は同点に追いつく2点適時打を放ち、レアード選手の決勝打につなげました。「このチームは確実に強くなっている」。その日のヒーローインタビューの言葉を体現するように、そこからさらに勝ち星を積み重ねました。

栗山監督下では、昨年の開幕直後に続く最長タイの7連勝。貯金は今季初めて2ケタに乗り、これ以上ないチーム状態で次のカードを迎えます。相手は首位・ホークス。場所は敵地・福岡。相手に不足なし。前半戦最大の山場に向け、勝負強さでチームを支える男は高らかに宣言しました。「頑張ってきます!」――。

先発投手コメント

斎藤佑投手
<4回2/3 球数87 打者21 安打5 三振2 四球2 死球2 失点・自責点2>

「頑張って丁寧な投球を心がけたんですけど、フォアボールとデッドボールが多くなってしまい、流れが悪くなりました。ただ、僕ができる精一杯の投球なので、次への課題にしていきたいです。チームの勝利を信じて応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.斎藤佑投手が久々の先発
「先発の準備をさせていない中、よく頑張った。3回、4回でもいいと思っていたし、5回いったら投げさせすぎぐらいな感覚だったので」

Q.先発マスクは大嶋選手
「斎藤佑樹を一番活かしてくれると思ったから」

Q.田中賢選手の勝ち越し適時三塁打が決勝点
「しびれました。ボールと思って見逃した球がストライクになった後だけど見逃さなかったよね」

Q.明後日からホークス戦
「(囲み取材の直前にホークスがマリーンズにサヨナラ勝ち)最後見ていたからテンション低いですが」

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