2017.03.05 SUN
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広報レポート<復活を期す男たち>

笑顔でマウンドを降りる上沢投手
二番手で登板の武田久投手

引き締まった試合になったのは、マウンドに上がった投手陣がどんどんアウトを重ねていったからに他ありません。予定のイニングを終えてベンチに戻る上沢投手は、気持ちよさそうに汗を拭いました。3回を投げて1安打無失点。“ウワサの上沢”と話題をさらった2014年を彷彿とさせる、テンポのいいピッチングを披露しました。

上沢投手は昨年、3月に右ひじの手術を受けて一軍登板機会はなし。捲土重来を狙って今季に臨む右腕は、アリゾナキャンプからの帰国後、3度の登板機会で8イニング連続無失点と期待に応えています。「ローテーションに入りたい強い気持ちを持っている」。2年ぶりの開幕ローテ入りに向けてのアピールが続きます。

2番手以降も、復活を期すピッチャーがマウンドに送り込まれました。武田久投手が三者凡退で1イニングを抑えると、3番手のマーティン投手、5番手の斎藤佑投手も走者を出しながら1回無失点と上々の結果を残してみせました。日本シリーズを制覇した昨シーズンからの新しいチーム作りに必要なのは、胴上げの輪に加わった新戦力ばかりではありません。投げられなかった時期をプラスに変える男たちが、そのカギを握っています。

先発投手コメント

先発の上沢投手

上沢投手
<3回 35球 打者10 安打1 四死球0 三振2 失点・自責0>

「約1年半ぶりの札幌ドームだったので緊張しました。投げたかった場所で、やっと投げることができた実感がありました。でも、だいぶアガっていましたね。何よりも結果がついてきて良かったです。しっかりと真っ直ぐでゴロ(アウト)も取れましたから。次回はファーストストライク、初球を大切にしていきたい。もう1度、ローテーションに入りたい強い気持ちを持っています」

栗山語録

栗山監督

Q.先発した上沢投手がアピール
「(札幌ドームで)先発も久しぶりだったね。ボール自体は相変わらず、すごくいいと感じた。昨年、あれだけ悔しい思いをしているからね」

Q.4回に西川選手、石井一選手、近藤選手の3連打で先制
「あそこは石井の頭の中とこっちの頭の中で(マッチして)ね。こっち(ベンチの)動きも含めて、良かった」

Q.2番手以降の6投手も特長を生かして無失点
「走者を出しながらも、みんなそれぞれが方向性を出していた。もっと前に進めるように、しっかりとやっていきます」

Q.次カードは3月7日から敵地でライバルの福岡ソフトバンクと3連戦
「こっちの先発投手と、相手の先発投手もね(苦笑)。あまり意識をしないで、しっかりやります」

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