
沖縄は、小雨が降るあいにくの天気。レギュラーシーズン3位のファイターズに、セロリアンブルーの空は出迎えてくれなかった。最後はクライマックスシリーズを激しく戦ったとはいえ、V逃は変わらぬ事実。常勝球団を目指す面々にとって、屈辱のシーズン以外、何者でもない。「よくやった」は通用しないのだ。2年連続パリーグ制覇の栄光が色褪せぬうちに手をほどこさなければ、アッという間に、曇天続きだった数年前に逆戻りしてしまうだろう。空港に降り立ったナインに、笑顔はなかった。
いつもより長く設定された秋季キャンプを必ず実りある、意味あるものにしなければならない。「ひとりでも多くの若い選手に出てきてもらわねば」と、ホテル到着後直ぐ行なわれたミーティングで、梨田監督が熱っぽく語った。来季の飛躍が期待される中田も、メモを片手に真剣なまなざし。「成果をあげなければならないと思います。覚悟は出来ています」とキャンプへの心意気が伝わってきた。いよいよ明日開幕。選手、コーチ問わず参加者の誰もが、「パ・リーグ昨年の覇者」の衣をかなぐり捨てて、激しい鍛錬に取りかかる。
思えば2006年春季キャンプの沖縄入りも、雨だった。
ミーティングで話をする梨田監督 |