
午前の練習中は多少雨がぱらつくこともあり冷たい風が名護球場に吹き荒れていましたが、雨雲はやってこず、13日以来の実戦を行うことが出来ました。相手は韓国プロ野球リーグのLGツインズ。稲葉選手、金子選手、二岡選手などベテラン勢も今季初の実戦に参加。連日の雨で消化出来なかった試合の影響で、11回までの特別ルールで行われました。
ファイターズ先発は来日初登板となった新外国人カーライル選手。よほど打者に向かってボールを投げたくてうずうずしていたのか、心地よいペースで直球を中心に2イニングを投げました。「真っ直でストライクを取ることに重点をおきました。久しぶりの先発でしたが落ち着いて投げられました」と風に運ばれたソロ本塁打1本は許しましたが、調整は順調に行っているようです。続いてマウンドに上がったのは同じく新外国人ケッペル選手。キレのあるシンカーを低めに集め、2回を投げて3三振とこちらもまずまずの仕上がりを見せてくれました。「多少高めに行ったボールもあったけど、だいたい直球を低めに集められました。カーブ2球を含めて全ての球種を投げられたのは収穫でした」と新天地での初登板を終え、嬉しそうに話してくれました。
試合の方は1点ビハインドの6回、陽選手が逆転の2点本塁打を放つと、8人の投手陣が11回を4点に抑えて5-4で勝利。投げてもキャンプはファームでスタートした木田選手と、国頭からこの試合のために名護へ来た松家選手がそれぞれ1イニングを投げて3三振を記録。人数の限られているブルペンに誰を入れるか、梨田監督も嬉しい悲鳴を上げています。11回まで行われた試合が終了したのは4時半過ぎ。小雨も降り出していましたが、実戦でつかみかけた感覚を忘れないため、もしくは明らかになった課題を克服するために多くの選手が日没まで個人練習に精を出していました。明日も韓国プロ野球SKワイバーンズと練習試合が予定されています。
○梨田語録
「きょう一日長かったですね。ずっと夕方みたいな天気だったけど。(外国人2選手は)ブルペンの通りで評価できるピッチングだった。ホームランは打たれたけど、十分先発を任せられる。(ファームキャンプから参加した松家は)フォークもいいし、ストレートもいい。いい競争ができると思います。(本塁打を放った陽は)守備もいいし、バッティングでも頑張っている。レフトのポジション争いはありますね。(左翼のレギュラー争いは陽がリード?)いまの時点ではそう見えますけどね。開幕やシーズンでどうなってくるか、というのはありますから」
LG 010 101 000 10=4
日 020 002 001 0X=5
(LG)ハン、イ・サンヨル、イ・ヒョンゾン、イ・ドンヒョン、シン-キム、ソ
(日)カーライル、ケッペル、木田、多田野、加藤武、林、糸数、松家-鶴岡、今成、大野
(HR)チェ、イ・ビョンギュ、陽
○二岡選手
[2回、左線適時2BH]
「打ったのはストレート。甘いボールでしたね。手応え?ないない。初打席がヒットでうれしい?もう長いことやってるんだから(笑)」
○カーライル選手
[2回、打者8人、安打3(本塁打1)、四死球0、三振2、失点1、自責点1]
「久しぶりの登板ですが、落ち着いて投げられました。とにかくまっすぐでストライクを取ることに重点をおきました。ワインドアップから投げるようにしたのは久しぶりですが、あまり違和感は感じませんでしたね。やわらかい土のマウンドもあまり気になりませんでした。ただ、2イニング投げたのは本当に久しぶりなのでつかれました。」
○陽選手
[6回、左越2ランHR]
「打ったのはインコース寄りのストレートでしょう。手応えは良かったですよ。芯で捕らえられたし、いい風も吹いていたから。とにかく初球から積極的に行こうと思ってました」
○ケッペル選手
[2回、打者7人、安打1(本塁打1)、四死球0、三振3、失点1、自責点1]
「何球か高めに浮いたボールもありましたが、だいたいまっすぐを低めに集めることが出来ました。次回の登板にはそのあたりを修正して行きたいと思います。カーブ2球を含めて全ての球種を投げられたのは収穫でした。」
試合開始前に素振りをする |
先発し力のある投球をしたカーライル選手 |
手応えを感じる投球のケッペル選手 |
生還しタッチで迎えられる高橋選手 |
ベテランの貫禄をみせる二岡選手 |
ホームランを打つ陽選手 |
上々の仕上がりをアピールした木田選手 |
切れの良い投球をみせた松家選手 |