
沖縄らしい強い日差しが名護に降り注ぎました。2日連続で太陽の姿を見られたのは、今キャンプ初めてのことです。一気に日焼けして顔が真っ赤になる選手が続出する一日。晴天の下、東京ヤクルトスワローズとの練習試合が行われました。
「違和感があったのは僕よりも(高橋)信二だったんじゃない?」。試合後にそう振り返ったのは稲葉選手です。3番・糸井、4番・高橋、5番・稲葉。これが打順の入れ替えをテストしていくと話していた梨田監督構想のひとつの形。開幕戦へ向け、今後もさまざまな打順が試されることになりそうですが、きょうの打線は早くもファイターズらしいつながりを見せてくれました。
4点をリードされた2回。1死から稲葉選手がしぶとく右前打で出塁すると、小谷野選手(中前打)、中田選手(四球)が続いて満塁に。ここで鶴岡選手の右前適時打と飯山選手の右線適時二塁打が出て、一気に同点に追いつきました。そして、今日は2番に入った坪井選手が中前適時打に逆転打!怒涛(どとう)の連打を浴びせ、試合を優位に進めました。
中でも飯山選手がバットで結果を残しています。2回の二塁打に続き、6回にも二死から右前打で出塁。紅白戦も含め、実戦ですでに3度の複数安打を記録しています。「ストライクなら初球からどんどん行こうと思ってます」。好球必打の積極性が好結果につながっている様子。梨田監督は「人が変わったように打ってますね」と目を細めました。内野ならどこでも守れる“スーパーサブ”にバッティングが加われば、チームに厚みが増すことは間違いありません。
投げても2番手でマウンドに上がった松家選手が2イニングを2安打無失点。現在はファームキャンプに参加していますが、そちらは23日で打ち上げ。好投を続けているだけに、梨田監督はそのまま沖縄に残留させる構想があることも明かしました。
明日22日は休日以外では久しぶりに試合予定のない一日。サインプレーやカットプレーなどの実戦練習の総仕上げを行うことになりそうです。
○開幕戦チケット完売!2、3戦目は余裕あり!
3月20日から4月15日の札幌ドーム公式戦チケットが20日からファンクラブ会員に、21日から一般向けに販売されました。おかげさまで20日の開幕戦(対ソフトバンク)は完売となりましたが、2、3戦目にはまだ余裕があります。梨田監督も「(開幕戦完売は)大変うれしいこと。2、3戦目もたくさんの方に応援に来て欲しいと思います」とアピールしてくれました。
○梨田語録
「(1回に満塁弾を浴びた武田勝投手は)初回は雰囲気がつかめなかったのかもしれませんね。でも、2、3回は勝らしいピッチングを見せてくれたと思います。(2番手で好投した松家投手は)ストレートは使えますね。あとはキャッチャーがうまく配球すればいい。(沖縄に)残留させるかどうか検討しなきゃいけない。十分あると思いますよ。(2安打を記録した鶴岡選手は)うまく打ちましたね。失投をうまく捕らえていた。状態はいい。でも、大野もいいですから。いい競争になるんじゃないですか。稲葉5番、糸井3番はあると思いますよ。様子を見ながらね。3番から5番は流動的に考えていきたいです」
ヤ 400 000 000=4
日 050 000 00X=5
(ヤ)由規、イ・ヘチョン、デラクルス-福川、中村
(日)武田勝、松家、江尻、山本、金森、吉川-鶴岡、大野、今成
(HR)衣川
○鶴岡選手
[2回、右前2点適時H]
「最初の2球はまっすぐにタイミングが遅れていたので、とにかく振り遅れないようにしようと思っていました。2ストライクと追い込まれていましたが、なんとかくらいついていくことが出来ました。」(P由規)
○飯山選手
[2回、右線適時2BH]
「打ったのはストレート。甘い球かどうかはあまり覚えてないんですよね。ただ、ストライクなら初球からどんどん打っていこう思ってるんで。結果が出てよかったです。」(P由規)
○坪井選手
[2回、中前適時H]
「毎年この時期は疲れがピークの時で、打席を無駄にしてしまいがちなので、1球1球を大切にしようと思いながら打席に入りました。」(P由規)
○武田勝選手
[3回、打者14、安打4(本塁打1)、三振4、四死球1、失点4、自責4]
「初めての登板だったのでいい緊張感をもって投げられました。初回の被弾はストライクを簡単に取りにいってしまったから。2回以降は自分のピッチングができて、落ち着いて投げられました。(打者との距離感は)思ったよりもしっくりきているという感じはあった。これからイニングが増えていくだろうし、自分の課題を見つけながら開幕に向けて調整していきたいと思います。」
先発した武田勝選手 |
逆転劇の始まり |
2回裏走者一掃の右前適時打を放つ |
2回裏歓声が沸くベンチ |
一撃必殺、2回裏坪井選手による |
2回裏飯山選手が逆転のホームイン |
選手交代を告げる梨田監督 |
4・5回を無失点に抑える松家選手 |
6回を三人で打ち取る好投の江尻選手 |
勝利を喜ぶ選手たち |