2017/02/09(木)2017春季キャンプ情報
3年目の活躍を誓って
2月9日(木)アリゾナキャンプレポート
「3年目の活躍を誓って」
最大のアピール機会となる実戦形式。昨日の練習試合に続き、きょうはピオリアで紅白戦(4イニング制)が行われ、アピール合戦が繰り広げられました。昨季、成績を残した高梨投手と加藤投手が先発マウンドに上がり、高梨投手は本塁打を喫したものの、両投手とも上々の滑り出しを披露。続く、斎藤投手も失策が絡み失点を許しましたが、納得のいく形でアリゾナ最終登板を終えました。
実績のある選手がいる中でも、存在感を発揮した選手がいました。「148km」を計測した高卒3年目の石川直投手。長身を生かした真っすぐで相手打者の低目を攻めました。真っすぐのほかに、スライダーとフォークを駆使。順調な仕上がりを見せる大田選手からも縦に落ちるフォークで三振を奪いました。本人は「真っすぐの最速は151kmです。フォークがダンプしなくてよかったです」と謙虚に振り返り、練習後にはバッテリーを組んだ石川亮選手と反省会を開いていました。ロッカールームの椅子に腰をかけタオルで汗を拭いながら話す姿からは、野球への愚直さが伝わってきました。自分が生きる道を探すべく、若手選手が必死に戦っています。
一方、打者では高濱選手が猛アピールしました。チーム事情でキャンプ直前の招集となった高濱選手が昨季新人王・高梨投手の真っすぐを叩き、左翼フェンスを越える本塁打を放ちました。一軍定着に向けて虎視眈々と準備を進めています。
全員が各々のポジションを狙い必死に戦うことがチーム力の向上につながるはずです。チームスポーツとはいえ、グラウンドに立てばそれぞれがライバルです。日本一の連覇を目指すファイターズ。アリゾナでのキャンプは残すところ1日となり、2日後には沖縄・名護で2次キャンプが始まります。本格化となるレギュラー争い。まだまだアピール合戦は続きそうです。
栗山語録
- Q.紅白戦の感想は
- 「ピッチャーはある程度順調なんだなと。いい面がたくさん出ている。このままいけばいいかとな思う」
- Q.石川直投手が好投
- 「バッティングピッチャーのときよりもバッターを気にしているところはあるけれど、いいボールがきていた。もっとよくなる」
- Q.斎藤投手の状態がいい
- 「やりたいことは伝わっている。本人も手応えを感じているだろうし、こちらも感じている。いままでとは打ち取り方が違う」
紅白戦@ピオリア・スポーツ・コンプレックス(特別ルール)
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バッテリー
- 紅
- 高梨、石川直-清水、大嶋
- 白
- 加藤、斎藤佑-石川亮