2013.06.29 SAT
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広報レポート <一丸で5割到達>

 天敵を打ち崩し、開幕3戦目から続いていた借金生活を脱しました。3度の対戦で3連敗、そのうち2度も零敗を喫してきたライオンズ先発の十亀選手に対して6回途中までに13安打を集めて9得点。今季2度目の5連勝で最大10あった借金を完済し、ライオンズと同率の4位に順位を上げました。

 流れを作ったのは4番に座る中田選手でした。2回、ストレートを完璧に捉えると打球はバックスクリーンに飛び込んでリーグ最速の20号到達。「十亀さんにはやられ続けてきたんでね」。長丁場を見越して3年ぶりに指名打者での出場。守備に就いてのリズムが染み込んでいるため、出番を待って打席に入る難しさを感じましたが、合間にスイングルームでティー打撃を行いじっと刀を研いでいました。13年ぶりに左翼に入った稲葉選手に対して「負担をかけてしまって申し訳なく思いました」と話し、その分はバットで返そうとひと振りに込めました。

 アップ開始前、大型ビジョンには大引選手の誕生日を祝うメッセージが映し出されました。同い年の今浪選手発案によるもので、実は6月中、佐藤通訳と増井選手それぞれの誕生日にもウルフ選手が球団に掛け合って実施してきました。絆が一層強固なものになり、大引選手は6回に満塁走者一層の三塁打を放ち、祝福の声に活躍で応えてくれました。

 投げては木佐貫選手が志願の完投で、ブルペンに負担をかけることなくチームトップタイの6勝目を飾りました。6月は14勝5敗。好調の要因を聞かれた中田選手は「それは分からないです。そのくらい、色んな勝ち方ができているので」と回答しました。最大の持ち味であるチームワークを取り戻し、明日のアジアンフェスタ最終日も勝利して今月を締めくくります。

栗山語録

Q.苦手だった十亀投手を攻略しました
「まずは木佐貫が我慢してくれたこと、そして、先に行けた(先制できた)こと。翔の一発も大きかったし、ダイカンのタイムリーも大きかった。あの2人が前に進まないといけない中でやってくれるとね」

Q.木佐貫選手が無四球完投です
「非常に安定感があるし、それを続けてくれているね」

Q.5連勝で勝率5割です
「連勝とかは(考えて)なくて、もう一回プラスマイナスゼロから勝負させてもらえる。選手にはそれを感謝しながら表現して欲しいとお願いしている。安心するとかじゃなくて、『さあ行くぞ』と。いままでいい勉強したと思ってやっていく。あした開幕を迎えると思っていきます」

Q.明日からの戦いは
「1試合1試合、こうやってみんなが感動できる試合が増えていけば、いい形になると信じているんで。あしたまた頑張っていきます」

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