北海道内の少年野球場をより安全で快適なコンディションに整えるため、ファイターズ基金を活用して修繕・整備していく<ダイヤモンド・ブラッシュ>プロジェクト。自治体や球場管理団体、球場利用者、地元企業などと手を携え、2~3か所/年の球場を修繕し生まれ変わらせています。
「新型コロナウイルスの影響も収まりつつあり、昨年は児童、保護者、関係者が集まって修繕作業を行うことができました。
球場に関係する方たちが協力し合ってより良い環境を作る、このプロジェクト本来の形が戻ってきたと感じています。
老朽化が進んでいたり、雪や自然災害の影響で状態が芳しくない球場が北海道にはまだまだあると思います。施設を整備し未来の原石を磨く-。それが『ダイヤモンド・ブラッシュ』というプロジェクト名に込めた思いです。競技を教えることと同時に、思い切り元気よくプレーできる状況を作っていくこともプロ野球が果たすべき普及振興策だと考えます。修繕後はそこが地域のシンボリックな場所になってくれたら言うことはありません。たくさんのご応募をお待ちしています」
下記より申請書のフォームをダウンロードし、修繕・整備を必要とする箇所の画像と合わせて郵送もしくはメールにてご送付ください。
東区の大会の多くが開催されており、全区の大会としても活用されている。フェンスの老朽化やダッグアウトが狭く、ベンチがないなどの問題を抱えていた。
豊平区の大会の多くが開催されており、近隣チームの練習場としても活用されている。内野の土は毎年少しずつ補充しているが、損失分を補えておらず外野芝生との段差が高くなってしまっている。グラウンド整備に必要な道具をしまう倉庫も老朽化から雨漏りがしており、ブルーシートをかぶせている状態。
中標津町運動公園野球場は町内の2チームが練習で使うほか、根室管内1市4町で活動しているチームが年間50試合以上実施している。竣工から16年が経過し、内野の土が固くなってきている他、外野フェンスの経年劣化、本部席の塗装落ちなどが顕著である。
週末だけでなく平日も練習場として多くのチームに使用されており、札幌市南区の多くの大会がこの球場で開催されている。ダッグアウトには久がなく、熱中症対策にも苦慮していると同時に水はけも悪く雨天の後長いと1週間グラウンドが使用できない状態であった。
愛別町の少年野球チームは1チームしかないが、近隣の自治体との練習試合や大会が毎年開かれている。隣のあいべつ球場は硬式野球場で大学野球の試合が頻繁に開催されており、自治体としての野球熱は高い。バックネットが経年劣化で前傾しており、修繕が喫緊の課題であった。ダッグアウトもベンチが置いてあるだけで風雨にさらされていたからか土台が浮き上がってきていた。
江別市には「はやぶさ球場」が長い間江別市の中心的な球場として使用されていたが、畑や空き地だった周辺が開発され、住宅地の真ん中にある球場になってしまい、移転を余儀なくされた。江別市郊外にある都市と農村の交流センターグラウンドに新球場が建設されることが決まっており、本プロジェクトとしてはより良い環境を提供するために周辺設備への支援を決定した。
もともと北区民球場として整備されたが、台風の影響で使用できなくなったあと放置されていた施設。北区少年野球連盟が北区から借り受け、自ら整備を開始したところだった。北区は札幌市内でもチーム数が多く、連盟専有の球場として多くの大会で使用される見込みがあった。
施設の老朽化等の理由により、2年間使用されなかったため雑草が生い茂る状態となったが、
厚別区少年軟式野球連盟がボランティアで修復作業にあたり、協力企業が重機を出して大部分を整備。
駐車場が広く、再利用が可能になった場合、市内有数の少年野球場として活用が見込まれる。
FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-12空知支部大会をはじめ、管内の主要大会が数多く開催されているほか、野球の底辺拡大を図るため小学3年生以下対象の「滝新ちび野球クラブ」、野球チームのない小学校の児童を集めた「滝川少年野球倶楽部」も活動。維持管理が行き届いている内野グラウンドに比べ、外野芝の痛みが激しく、老朽化により腐食したバックネット板部分の張替えが急務だった。
北海道内でも雪解けが早い地域ということもあり、年間の利用頻度が130件ほどあるが、1981年開設と築38年が経過して各所に劣化が見られる。2015年の大雨被害で三塁側ダッグアウトが倒壊した経緯があり(応急修繕済み)、開設後から暗渠の改修やグラウンドの掘り起こしをしていないため、雨水の流れ道ができている。