2008.04.08 TUE
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■広報レポート <ミラクルの陰に…>

今日のお立ち台は僕らみんなで~す!

 7点差をひっくり返すミラクル劇場。全員の力でもぎ取った勝利にヒーローは1人と言えない。球団史上初めて、野手9人が登場したお立ち台。後に続く選手のことを考え、各々がコンパクトにコメントをつないだシーンにもファイターズらしさがあふれていた。

 ユニホームを着られなくとも戦う男がいた。3日のソフトバンク戦で左手親指に死球を受けて骨折した稲田だ。このカードが終わるとチ-ムを離れ鎌ケ谷で治療に専念する。ロッカーでテレビを見つめ、3回に初めてセットポジションになった楽天・一場の制球の乱れを察知。他球団から嫌がられる大きな声で「いけるよ、ここ!」とモニターの中で戦うナインを鼓舞し続けると、その思いは間違いなくベンチに伝わった。

 梨田監督が「ここ(肩)から上は抹消したくないよ」と惜しむほど、チームを明るく照らし続ける存在だ。その稲田もファンから届く励ましの手紙に目を通し「ありがたいですね」と一日も早い復帰へ心を奮い立たせている。開幕戦白星以来の貯金1。9試合ぶりに戻ってきた札幌ド-ムには、本当は見えないはずの心と心を通う絆がいくつも浮び上がっていた。

■武田勝投手 <6回、104球、安打11、四球1、三振2、失点7、自責7>

先発の武田勝投手

「野手とファンの皆さんの後押しが僕をあきらめない気持ちにさせてくれました。苦しかったけれど失点したことを忘れて一人ひとり集中しました。2回は球が浮いていたし、うまく打たれたのもありますが気持ちが逃げてしまったのが一番。これだけ取られても投げ続けさせてもらった経験を次に生かしたいと思います。」

■梨田語録

試合前に挨拶を交す両チーム監督

「先発の武田勝を信頼していたので、2回に7点を取られても替えることは全く考えていなかったですね。信頼して長く投げさせたかったのと、替えてしまって次回の登板でそれを引きずってしまい彼本来の持ち味を消してしまうのがイヤでしたからね!結果的にはあの2回だけで後はこちらの期待通り彼らしく抑えてくれましたね!!早い回の大量失点でしたから、コツコツいけばと何とかなると思いましたよ!実際!『ベンチで逆転勝ちもあるよ!』と話をしていましたが、3回に5点取ってからは、完全にうちの流れに変わったので『これはヒョットして…いける!!』と思いましたね。今日の試合を含めてここ何試合か打線がつながっているので、この調子でうちの野球をしていきたいですね!!今日は打線と、踏ん張ってくれた投手陣、そして最後まで諦めず選手に声援を送ってくれたファンの皆さんすべての人に感謝、感謝、感謝です!!」

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