2009.05.01 FRI
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■広報レポート <敗戦の陰で>

ベンチのダルビッシュ・武田久選手
試合を見つめる首脳陣・選手たち

 ダルビッシュVS涌井。両エースの激突にも関わらず延長12回、4時間30分にも及ぶクロスゲームは高橋選手のバットが空を切り1点差の惜敗。2週間ぶりに札幌へ戻り、初戦で弾みをつけたいところでしたが、接戦をものにできず3連敗を喫しました。

 3回まで無安打投球と上々の内容に見えたエースは、ベンチ裏で必死に修正を図っていました。4回を投げ終えるとブルペンに向かい、下半身の体重移動を意識しながら捕手を座らせてピッチング。「急に変わることはないんで、このまま行きます」と納得いかない様子でしたが、6回には左足の付け根がつるというアクシデントに見舞われながらも失点をその回の1点にとどめ、ライバル・涌井投手との行き詰る投げ合いに持ち込んだのです。

 オフにあるイベントに出演した時のこと。「ちょっと胃がもたれてて」と出された昼食に箸が進まなかったのですが、おかずに手をつけず懸命に白いご飯だけを平らげました。ちょうど徹底的に体をいじめていた時期で、食事を抜くということを避けたかったのです。どんな状況でも力を尽くす、という一面が普段から垣間見えるからこそ、本番で力を発揮できるのでしょう。開幕投手だけにその後もエース級との顔合わせが続きますが、タフな男はそう簡単には折れません。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者37、球数132、安打5、三振11、四死球6、失点1、自責1>

4回のピンチを凌ぎベンチへ引き揚げるダルビッシュ選手

「きょうは真っ直ぐが全然よくなくて変化球に頼るピッチングでしたが、それでも何とか抑えられたなという感じです。これだけよくないのはあまりないことで、涌井が踏ん張っていたから自分も踏ん張れたんじゃないかなと思います。足の方は投げられたのだから問題ありません。」

■梨田語録

試合を見つめる梨田監督

「ダルビッシュの出来は悪くなかったけど、涌井もストレートの伸びが良かったし、いいピッチングでしたね。130球位行ってたし、9回で変えました。お互いもっと点が入っても良い展開だったけど、一本が出なかった。10回は久(武田久)で、建山に2イニング行ってもらったんだけど、変化球がちょっと中に入ってしまったようだね。でも建山は責められないですね。」

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