2009.05.29 FRI
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■広報レポート <ルーキーの成長>

 序盤に小刻みに得点し、2-0と有利に試合を進めていたファイターズですが、6回からマウンドに上がった菊地投手が2試合連続となるソロ本塁打を村田選手に許し1点差に詰め寄られます。しかしその直後に5点を挙げたファイターズが7-1で快勝。7回のビッグイニングの口火を切ったのがルーキー大野選手のプロ入り初ホームランでした。

 今日の打撃練習では最後の20球ほど打撃投手にスライダーを投げてもらうようにお願いし、執拗にバットの芯で捉えようとしていました。そんな練習をしていながら最初の打席では甘いスライダーを見逃し、ベンチ裏で映像を見ていたその打撃投手も「あれだけスライダー投げさせたんだからあれは振ってほしいな」と苦笑い。しかし7回の打席では2球目高めのスライダーを見事に捕らえ、左中間スタンドに叩き込みました。「犠牲フライを打とうと高めの変化球を狙っていた」と冷静に振り返りながらも、うれしそうでした。

 スタメンマスクをかぶっても、試合後半になると途中交代することも多かった大野選手ですが、今日は9回までキャッチャーを務めました。6回以降毎回違う投手がマウンドに上がりましたが、それぞれの投手を生かすリードでチームを勝利に導きました。チーム首脳陣も「吸収がものすごく早い」と春季キャンプとは比べ物にならないぐらいキャッチングやリード面でも成長しています。鶴岡選手、高橋選手と経験のあるキャッチャーがいるファイターズで正捕手となるのはまだまだ先かもしれませんが、大野選手の成長と共に、チームもいい方向へ向かうことは間違いありません。

■藤井投手 <5回、打者19人、球数84、安打4、三振3、四死球1、失点0、自責点0>

「前回の反省も踏まえて、どんどん(打者と)勝負できました。もっと高いレベルを目指して次も頑張りたいと思います。」

■梨田語録

「7回のビッグイニングがよかったね。中田の2ベースなどでうまくつながった。中田の起用は、今のところ感じ良くバットがふれているので決めたんだが、よく期待に応えてくれた。大野のホームランはいつかは出ると思っていたけど、1点とられた直後の一発だったので効果的だったね。相手先発の三浦は強敵だけど、若い力でよく攻略してくれた。ヒメネスの一打もよかったね。藤井はいつもの5回で交代させたよ(笑)。次は中4日で行くんでね(笑)。久は随分登板間隔があいていたので投げさせた。」

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