2009.05.30 SAT
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■広報レポート <名刺代わり>

インタビューに笑顔のダルビッシュ選手
二盗を決める糸井選手

 交流戦の風物詩とも言える光景が今年もタイガース戦で見られました。センターから一塁側内野席にかけて黄色で埋め尽くされたスタンド。しかし3番手の建山選手が9回を締めくくると、ファイターズ党が一斉に勝ちどきを上げ普段のホームグラウンドの様相を取り戻しました。

 7回を10奪三振の1失点でしのぎ、7連勝を飾ったダルビッシュ選手の貢献度はいつもながらに高かったのは言うまでもありません。打線も上位、下位に関係なくチャンスメークし得点をたたき出した中、2番に座る糸井選手が5打席すべて出塁したことも特筆すべき活躍でしょう。4回に左翼ポール際にプロ初の2試合連発となる4号ソロを放った以外も3四球。8回は送りバントが敵失を誘って二塁まで進み、稲葉選手の浅いレフト前ヒットで「コーチャーの手が回っていたから突っ込んだだけ」と言いながらも悠々生還し、超満員の中で存分に高い身体能力を披露したのです。

 この日は京都から父・義人さんが初めて札幌ドームで観戦しました。元タイガースの掛布選手のようになってほしいとの願いを込められ左打者になったいきさつもあり、トライアスロンで鍛えた父から受け継ぐDNAをいかんなく発揮。昨年は出場6試合に終わった交流戦、今年は9試合すべてに先発して仕事を果たしており、虎党をはじめセ・リーグのファンの間にもその名が知れ渡ってきたことでしょう。

■ダルビッシュ投手 <7回、打者27、球数121、安打4、四球2、三振10、失点1、自責点1>

5回のピンチを凌ぐダルビッシュ選手

「ブルペンではそこまで良くなかったけど、まっすぐが走ってました。投球のメカニズムが良くなっているからだと思います。右打者へ外のまっすぐが特に良かったです。あまり期待していない球種だけど、チェンジアップを何球か投げました。スローカーブも含めて、投げる中の面白みを出すために時々使ってみています。(7勝目を挙げましたがと聞かれ)去年と比べて数字に関してはほとんど気にしないですね。何よりチームが勝つことが一番です。」

■梨田語録

試合前に握手する両監督

「お客さんも多く、選手たちも力をもらっていいプレーが出来たんじゃないですかね。指名打者がいて、ピッチャーが打席に立たないので当然とは思うけど、打線が繋がっていい形で点が取れたと思います。ダル(ダルビッシュ選手)は以前と比べたら状態は良くなっているけど今日は球数が多かったね。これから暑くなるし、球数多いとばてちゃうからね。ファイターズはやっぱり守りからのチーム。小谷野、稲葉もファインプレーを見せてくれたけど、5回に併殺崩れになってしまったけど、ダルからの送球を金子がうまくさばいてくれたね。記録には出ないけど、そういうところを見てほしいね。」

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