2009.09.17 THU
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■広報レポート <汗と土にまみれ>

10号ソロHRを放ちガッポーズの小谷野選手

 先発投手は4回途中降板、名手のエラーもあり、押し出しの四球で同点としてしまいました。試合時間は3時間45分を越え、決してきれいな試合ではありませんでした。しかし同点で迎えた8回、いつでも全力、最後まであきらめないファイターズ選手、ファンの気持ちに後押しされた小谷野選手の打球は左翼スタンド中段に力強く飛び込みました。

 これで今季の本塁打数を二桁に乗せた小谷野選手ですが、「去年はボールを遠くに飛ばす事を意識してしまい悪い影響があったので、まったく意識していないですね。出来すぎです」と謙虚な言葉を発しました。不動のサードとして主力選手になりましたが、「毎日監督、コーチの皆さんに支えられ、勇気付けられてのシーズンです」と最後まで謙虚に締めくくりました。

 数日前に小谷野選手は練習を終えベンチ裏に入るとき、冗談とは思えない声で裏方さんに「ぜんぜん疲れが取れない。変わってくれませんか?」ともらしていました。シーズン初めは早出の練習をすることが多かった小谷野選手ですが、連戦の疲れがなかなか取れず、体力的に万全ではありません。それでも試合になれば最後まで決して手を抜くことはありません。いつものように汗と土にまみれていましたが、その勝ち越しのソロ本塁打を放った直後、バットを手放し、右腕を高く天につき上げた姿はロッカールームで稲葉選手に「かっこいいな~」と言わせるぐらい輝いていました。

■藤井投手 <3回2/3、打者21、球数93、安打6(本塁打1)、三振0、四死球3、失点3、自責点3>

4回途中降板した先発の藤井選手

「みんなが必死で頑張っている中、ふがいない投球をしてしまい申し訳ないです。」

■梨田語録

声援に手を振る梨田監督

「流れがどっちに転んでもおかしくなく、5-4のゲームというより10-9のような試合でしたね。同点にされて嫌なところで(小谷野)栄一が大きな一発を打ってくれました。菊地を4回途中からつぎ込んだのは、勝つんだというのを野手にもファンにも伝えたかったから。あそこで流れを断ち切ってくれたことが大きかったね。残り19試合、ここからが長いので一喜一憂せず我々の戦いをしていくだけです。」

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