2009.09.19 SAT
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■広報レポート <いちゅんどう>

 毎イニングベンチへ帰ってくるたび、吉井投手コーチが「いちゅんどう!」と声をかけていました。沖縄の言葉で「行くぞ」という意味だそうです。その言葉に力を得たのか糸数選手は5安打1失点でプロ入り初の完投勝利で3勝目を挙げました。このところ稼働率の高かったブルペンに休みを与える本当に大きな価値のある1勝でした。

 今日の登板では以前とは違いまっすぐを積極的にインコースへ投げ込む攻めの投球が見られました。「かわすかわすで失敗が多かったので、まっすぐあっての変化球だと見直しました。初回からツルさん(鶴岡選手)にまっすぐ(主体)で行きますとお願いしました」と振り返ってくれた糸数選手は、二つの死球を与えたものの四球は一つに抑え、まっすぐをコーナーに力強く投げ込み6奪三振を記録。なにより今シーズンファイターズ相手に9本の本塁打を放っているローズ選手を無安打に抑えたのが好投に繋がりました。

 「下(ファーム)でも登板していなかったので、今日の先発を聞いたときはびっくりしました」と嬉しそうに話してくれましたが、投球の内容はそのようなブランクをまったく感じさせない見事なものでした。森本選手は9回に決勝打となる走者一掃の適時三塁打を放ち「ヒーローは俺かも」と思ったそうですが、「今日の糸数は良かった。それを助ける一本を打てて良かった」と怪我による離脱を乗り越え、チームに貢献できる喜びを噛み締めていました。シルバーウィークと呼ばれる5連休が始まりましたが、ファイターズの連戦は続きます。マジックは11、明日はエースダルビッシュ選手がマウンドへ上がります。

■糸数投手 <9回完投、打者34、球数131、安打5、四死球3、三振6、失点1、自責点1>

「まっすぐあっての変化球という事を見直して、まっすぐを主体に投げられたのが良かったと思います。とにかく自分の目の前にあるイニング一つ一つに集中して行ったのがいい結果に繋がりました。」

■梨田語録

「本当に大きな、価値ある1勝。まさか完投して勝ってくれるとは・・今日の糸数は自信に満ち溢れていた。1点先制されたあとも落ち着いていたし、素晴らしい内容だったと思う。相手先発の平野が良かっただけに、よくこの展開に持ち込んだね。打線は、賢介(田中)の粘りが打線のつながりを呼んだと思う。あそこで、ひちょり(森本)も良く打ったね。糸数はこのあと一度抹消して江尻を登録し、ブルペン8人でいきます」

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