2009.09.23 WED
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■広報レポート <今こそ一丸>

ベンチを盛り上げる武田久選手

 勝負所をわきまえていても抑え切れませんでした。ライオンズ中村選手に2戦続けて初回に被弾しいきなり3失点。10日のライオンズ戦で6回3安打2失点と好投した吉川選手でしたが、制球難からストライクを取りに行ったところを痛打され「野手の皆さんに迷惑をかけてすみません」とうなだれました。

 試合前の円陣。通常シートノックを終えた野手がベンチ前で組むのですが、その輪がこの日はひと際大きくなっていました。投手陣最年長・建山選手の発案で投手陣も加わったもので、声出しを武田久選手が務めたのです。「野手もピッチャーも一丸になって勝利をつかみましょう」の言葉が裏返り、大爆笑が巻き起こっていました。

 決して本来の明るさを失っていないチームですから、4連敗で沈みきっているわけではありません。9回に左手甲に死球を受けた稲葉選手も心配して駆け寄ったトレーナーをベンチに押し返したように、強い気持ちで戦っています。25日からは2位ソフトバンクとの敵地決戦。ダルビッシュ選手が出場選手登録を外れることになりましたが、一丸になって最後の試練を乗り越えます。

■吉川投手 <4回1/3、打者20、球数100、安打5(本塁打1)、三振5、四死球3、失点6、自責点6>

3回、追加点を許す先発の吉川選手

「初回、先頭打者への四球からリズムを作ることができず、野手の皆さんに迷惑をかけてしまいました。調子自体悪くありませんでしたが、球が高めに抜けて悪いほうへ悪いほうへ行ってしまいました。」

■梨田語録

交代を告げる梨田監督

「初回に四球を絡めての3点は痛かった。最後のほうは盛り上がったけど、6点は重かった。西口に楽に投げさせてしまったね。肩と腰の調子が悪く、投げられる状態ではないのでダル(ダルビッシュ選手)を登録抹消しました。10日後に再登録出来れば一番いいんだけど、それは10日経ってみないと分からないですね。この時期に離脱って言うのは残念だけど、本人が一番残念に思っているでしょう。」

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