2009.09.26 SAT
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■広報レポート <9回2死走者なし>

 ヤフードームに詰め掛けた3万人を越えるホークスファンの誰もが勝利を確信していた4-2で2点ビハインドの9回2死からでした。代打坪井選手が左翼越えの二塁打で出塁すると、金子誠選手の中前打で1,3塁にチャンスを広げました。続く田中賢選手は驚異的な粘りを打席で見せると、最後には相手投手の暴投を誘う四球で出塁すると共に、3塁走者が還って同点。さらにここで代打二岡選手が右前へ同点適時打を放ち土壇場で同点に追いつき、二日連続で延長戦に入りました。

 昨日に続き引き分けに終わりそうな雰囲気を払拭してくれたのはスレッジ選手でした。12回表、H藤岡選手の二球目を力強く振りぬくと打球はバックスクリーンに飛び込む勝ち越しの24号ソロホームランとなりました。「あの打席ではホームランを狙っていた」というスレッジ選手、感触は良かったものの走りながら「はいれ!はいれ!」と祈っていたそうです。

 ベンチ入りしない先発投手は通常ゲーム後半にはタクシーで宿舎へ戻るのですが、スウィーニー選手は今日「すごく良い試合になる予感がした」とベンチ裏で最後まで戦況を見つめ、エールを送っていました。同点打を打った二岡選手、勝ち越し打を放ったスレッジ選手ともにベンチ裏へ引き上げてくるとスウィーニー選手の抱擁が待ち構えていました。11回、12回をきっちりと抑えた武田久選手が勝利投手になりましたが、8回途中から打者8人に投げて9つのアウトを取った金森選手の好投もファイターズに勝利を呼び込みました。二日続けて4時間40分を越える死闘を演じたファイターズナインは心身ともに疲れ果てていましたが、マジックが7に減った喜びを噛み締めながら球場を後にしました。

■八木投手 <6回1/3、打者27、球数102、安打9(本塁打1)、四死球0、三振6、失点3、自責点3>

「相手も良い投手なのに、先頭打者に本塁打を与え、野手が同点に追いついてくれたすぐ後、踏ん張らなくてはいけないのにさらに2点を与えてしまい、チームにいい流れを持ってくることが出来ませんでした。後はしっかり応援します。」

■梨田語録

「明日は3イニングで決着がつく試合にしてくれないかな(笑)。9回は2アウトからよくつないだ。みんないい仕事をしてくれたね。二岡も今日は守備につけないから代打をどうしようかと思ったけど、スレッジが1塁を守れると思いついた。本当によく打ったね、二岡は。久も連投をもろともせず投げてくれた。勝ちがついて、報われたね。金森もよく投げた。スレッジ?センターに打球が行ったときは、祈ったよ。2塁打はいらない、ホームランになってくれと。12回まで戦った意義があるね。ようやくチームにも粘りが出てきたよ」

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