2009.10.03 SAT
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■広報レポート <準備>

お立ち台の投打のヒーロー

 お立ち台では「札幌ドームで、大勢のファンの前で勝てたので、最高に今日は気持ち良いです」と話してくれた八木選手ですが、実は以前から「札幌ドームのお立ち台に上がりたい」ともらしていました。というのも、最優秀新人賞を受賞した2006年以降、怪我に悩まされ続けていました。今季序盤からは3年ぶりにローテーションの一角として活躍。ここまで8勝を挙げていましたが、札幌ドームのお立ち台に上がることはありませんでした。しかし優勝マジックを4とした大一番で、素晴らしい投球を披露。お立ち台に上がった喜びもひとしおだったはずです。

 初回にスレッジ選手の3点本塁打で流れを引き寄せた後の2回でした。1死一塁の場面で、金子誠選手が「流れを止めないような内容にしよう」と考えていたそうですが、打った打球はレフトスタンドに飛び込みました。さらになかなか追加点が取れなかった7回、ダメ押しとなる3点本塁打を放ちました。これで優勝マジックは3としましたが、試合後の取材でも「まだゴールは見えてきていない」と厳しい表情を崩しませんでした。しかし日ごろから結果よりも内容を重視する金子誠選手ですが、「ここまで来たら勝てば良い。内容じゃないから開き直れる」と試合に臨む姿勢は多少変化しているようです。

 優勝マジックが点灯してからも、選手の口からは「目の前の試合を全力で戦う」といった趣旨の言葉しか出てきません。自己記録となるシーズン13本塁打を記録した金子誠選手も「数字と戦っているわけではないので、そういう事を考えてはいないし、このチームに数字を目標にやっている選手はいない」と言い切りました。だからこそ、一度点灯したマジックを消すことなく、ここまで来られたのかもしれません。「目の前の試合に全力で臨むため」に、試合終了と同時に、明日への準備が始まっています。

■八木投手 <9回完投、打者33、球数120、安打7、四死球1、三振7、失点1、自責点1>

久々の完投勝利を挙げた八木選手

「前半野手の人が大量点を取ってくれたので、リズムよく投げることができました。札幌ドームで、大勢のファンの前で勝てたので、最高に今日は気持ち良いです。」

■梨田語録

交代を告げる梨田監督

「スレッジの先制3ランが強烈でしたね。(金子)誠にも2発と、ここというところで本塁打が出てくれました。先発の八木は8-0から無死満塁の場面を1点でしのいでからリズムが良くなり、正直継投も考えたんですが大量点をもらって最後まで投げ切ってくれました。バレンタイン監督と最後に抱き合って、日本球界から去られるのは本当に寂しいなと。メジャー流というものを導入して我々に衝撃を与えた監督ですから。」

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