2011.09.13 TUE
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■広報レポート <2打席連続本塁打の意味>

 ベンチ裏で満面に笑みを浮かべ、稲葉選手は声を弾ませました。「いやー、どっちも気持ちよかったよ!」。三回の先頭で右翼スタンドに10号先制弾を放つと、五回にも2打席連続となる11号ソロ。ほぼ同じ地点に“着弾”したものの、スライダーとストレートの両方を打つという技ありの2本でした。

 「ホントにここ(東京ドーム)でよく打ちますね」という声に、「何本打ってるんだっけ?」とニヤリ。今季ここまで5試合戦って4試合で5本塁打。「何がいいんだろうねえ」と白い歯をこぼしました。これで12年連続となる2ケタ本塁打を記録。「東京ドームで打てないと届かないかもしれないなとは思ってました」と話し、周囲を笑わせました。

 仙台で行われたイーグルス戦で、ワンバウンドした自打球が左目の下に直撃。内出血の跡は見られますが、「視力には問題ない」とキッパリ。その言葉通り、アクシデントの影響を感じさせない打撃が、苦しいチームに活気をもたらしました。

 投げては先発・ウルフ選手が6回6安打で無失点。08年のスウィーニー選手、昨年のケッペル選手と並び、北海道移転後の外国人投手としては最多となる12勝目を挙げました。再来日したばかりの家族には、先発投手として初めての白星を“プレゼント”しています。

 試合後、稲葉選手はこう言いました。それはキャプテンらしいゲキでもありました。「きょうはファイターズらしい野球ができた。残り試合が少なくなると日替わりヒーローが必要。だから、明日は若い選手に頑張ってもらおうと思います」――。

■ウルフ投手 <6回、球数91、打者25、安打6、三振3、四球1、失点0、自責点0>

「この球場では特に打球が上がらないように気をつけないといけない。ゴロを打たせようというピッチングをいつも以上に心がけたし、それができたと思う。打線の援護にも感謝しています。この後はチームが勝てるように応援します。」

■梨田語録

「成瀬投手にはいつもやられて隙がない感じだったんですが、稲葉の本塁打で流れが変わりました。東京ドームで5戦5発?ここが本拠地なら40発を越えるんじゃないでしょうか。9連戦の頭で継投になりましたが、武田久にセーブがつくとかつかないとか言ってられる時期じゃないんでね。本当に一つずつ取っていかなければいけないですし、まずは連戦の初戦を取れてよかったと思います。」

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