2012.04.11 WED
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広報レポート <止まらない快音>

 7回無死一、二塁。ホークス巽選手の外角球に逆らわず、左方向に運んだ稲葉選手の打球が左翼ポールの内側を通過し、ダメ押しの3ランとなりました。前の打席、今季1号となる満塁弾を右翼席に叩き込んだのと合わせて、自己最多となる1試合7打点。「(2本目は)風のおかげ」と謙遜するものの、積み上げたヒットが1983本となったベテランらしい、風を読み切った一打が14得点の締めを飾りました。
 
 福岡県内は午前中雨が降り続き、ヤフードームで一度練習を行ってから北九州市民球場に入りました。汗を流した後にバスで1時間揺られて移動するという、極めて珍しいスケジュールにも左右されないのは、日頃のしっかりとした体調管理の賜物。「毎日8時間、きっちり眠るようにしている。寝るにも体力が必要と言われるけれど、本当によく眠れている」と明かします。
 
 2回にこの日が31回目のバースデーだった鶴岡選手の先制打を皮切りに4点を挙げたのも、稲葉選手の中前打が口火になりました。がっちり首位打者をキープする背番号41がけん引役となり、大量点に守られた八木選手が2009年5月以来の完封で今季初勝利をマーク。偉業達成へ順調にカウントダウンを刻み続けるプロ18年生のバットが明日からも進撃の合図となることでしょう。

栗山語録

「連戦が続く中で八木が一人で投げきってくれたのは大きいですね。こういう(地方の)球場でランナーをためると嫌な雰囲気になるし、大量点を取った後は逆に四球を出せない状況の中、スイスイ投げ切ってくれました。周りから見てても安心感あり、(登録を抹消された)ケッペルの状況を踏まえても内容のある勝利だと思います。打つ方は1回、こういう試合を作っておきたかったのがあって、打率を上げておくと次が楽になる。(2発7打点の)稲葉はグラウンドを生かした打ち方を知っているよね。チームを勝たせるためにやっているのが本当に頼もしい限りです」

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