2012.04.14 SAT
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広報レポート <きっかけの一発に>

 内角へのまっすぐ。狙い澄ましていたボールをフルスイングすると、打球は大きな弧を描いて右翼スタンドへ消えていきました。1点を先制された直後の5回、先頭で打席に入ったスレッジ選手が試合を振り出しに戻す一撃を放ちました。直後に決勝の犠飛を記録した金子誠選手をして「あれで空気が変わった」と言わしめる同点3号ソロでした。

 オープン戦終盤から開幕直後の当たりがここのところ止まり、打撃練習でも試行錯誤を繰り返していました。今季はここまで900グラムを超える重さのバットを使用してきましたが、この日から方針転換。横浜に在籍時に使っていた890グラムのものを持ち、スピードを重視したスイングに変更しました。打撃練習後に太鼓判を押した田中打撃コーチには「あとはコーチの2000本安打の力を分けて下さい」と話したといいます。

 7回には左翼線への二塁打を放ち、浮上のきっかけを作った“ハンマー”は、復帰後初めてヒーローインタビューに臨みました。「前回お立ち台に上がったとき、息子はまだ小さかった。このインタビューをスタンドで見て、喜んでくれるんじゃないかな」。そう話しながら笑顔でファンが待つグラウンドに飛び出しました。次回は愛息を伴ってお立ち台に上がるかもしれません。その日がすぐにやってくることを期待しましょう。

武田勝投手 <5回1/3、球数77、打者25、安打9、三振2、四死球1、失点1、自責点1>

「バックに助けられて何とか1点に抑えられました。本当だったら何点取られているか分からない試合ですからね。ボールが高くてストライクを取りに行ったところを打たれている。そういうところを次回への反省点にしたいです。このあとはブルペンに任せて応援します。」

栗山語録

「(接戦を制し)本当にみんなが勝ちたいという気持ちを込めてくれた結果だと思います。岱鋼の左中間のキャッチ、外野手のああいうファインプレーはリズムを作るものだし、中継ぎの踏ん張りやスレッジの本塁打とそれぞれがすごく意味のある仕事をしてくれました。(武田)勝も本人はもっと長いイニング、と思っているでしょうけれど彼らしさの出ていたピッチングだと思います。連戦の疲れがある中で、明日もしっかり一つ一つのプレーを大切に戦います」

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