2012.06.28 THU
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広報レポート <真面目なチャラ男>

 満を持してお立ち台に上った陽選手の第一声は間違いなく事前に考えていたものでした。「サンキューでぇーす!」。“チャラ男キャラ”全開で雄叫びを上げると、スタンドは大きな歓声で湧き上がりました。2点リードの3回2死満塁で中前2点適時打を放つと、2点差に追い詰められた8回には右中間スタンドへダメ押しの3号ソロ。3安打3打点と本領を発揮してみせました。

 ヒーローインタビューではチャラ男を演じた陽選手ですが、野球に対する真摯な態度は目を見張るものがあります。本拠地では積極的に早出特打を行い、打力向上に努めてきました。「何も考えずに来たボールをしっかり打つ」。体が自然に反応するのも、練習の賜物といえるでしょう。

 今年の初め、鎌ケ谷にを訪れた際、視察した首脳陣に「今シーズンの目標は?」と問われ、こう即答しました。「打率3割です!」。徹底的な走り込みで下半身を鍛え抜き、スレンダーなスタイルから一本芯が通った体つきになったことは見逃せません。

 今季は中軸のうしろを打ち、小技に大技にと意外性のある打撃を見せてきました。この日はその真骨頂といえるもの。3安打猛打賞で打率は.296まで上昇しました。そして、再び3割到達も現実味を帯びてきました。稲葉選手、金子誠選手が一時離脱したチームを支える一人に。陽選手の存在感は日増しに大きくなっています。

八木投手 <5回、球数80、打者21、安打6、三振4、四死球0、失点2、自責点2>

「調子は悪くなかった。ただ、久しぶりだったということもあって、ふわふわしたところがありました。打線が序盤に点を取ってくれたんで乗って行かないといけなかったんですが、特に2点目の取られ方がよくなったので反省しないといけませんね。この後はブルペン陣に任せて応援します。」

栗山語録

「選手が頑張ってくれました。本当にいろんなことがあって、非常に選手たちを誇りに思うし、意味のあるゲームだと言えます。八木も先に点を取るまではしっかり踏ん張ってくれて、(頭部負傷中の)小谷野の必死さだったりほめても喜んでもいられないんだけど、そういう風に感じられる試合だったなと。二岡に関しては、こういう打者を作るのは本当に難しくて、プレーヤーが何をすべきか体で示してくれる存在。(報道陣に対して)今日はしっかり選手に話を聞いてあげてください」

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