2013.05.20 MON
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広報レポート <本拠地での第一声>

 遅ればせながら、移籍挨拶代わりのヒーローインタビューになりました。お立ち台に上がったのは7回1失点で札幌ドーム初勝利を飾った木佐貫選手と、7回に1号決勝ソロを放った大引選手というバファローズから移籍してきた2人の顔合わせ。ひと言ごとに大きな歓声と拍手が沸き起こり、改めて両雄の加入を歓迎するように温かい雰囲気が札幌ドームを包みました。

 木佐貫選手は2回まで打者6人で打ち取る完璧な立ち上がり。3回以降は走者を背負いながら粘りを発揮し、最少失点で味方の援護を呼び込みました。同い年のジャイアンツ杉内選手とは高校3年夏の鹿児島県大会決勝以来の対戦。川内高のチームメートから前夜に激励のメールをもらい、高校時代の雪辱を果たした結果、プロ野球12人目となる12球団からの勝利を達成。それでも「僕の中では札幌ドームで勝てたことの方が嬉しいです」と心憎いコメントで場内を盛り上げました。

 開幕直後の好調から一転、調子が下降気味だった大引選手は2死無走者という場面で「シングルより長打」という狙い通りの一発。キャンプ以降、栗山監督をはじめ首脳陣から「もっと数字を残せる打者」と声を掛けられ「打てなくてもいいと思っていた自分の目を覚ましてくれた」と振り返ります。ファイターズが苦手としてきた杉内選手にはバファローズ時代から相性がよく、チーム4安打のうち本塁打を含む2安打を放って6番起用に見事応えてくれました。

 バファローズ時代につけた背番号12にまつわる記録を成し遂げた木佐貫選手は「何かの縁ですかね」と言えば、大引選手は「同じ日の木佐貫さんとお立ち台なんて、これも縁。(同じく移籍組の)赤田さんとも上がれたら」と微笑みました。昨年の日本シリーズで苦杯を味わされた相手に2連勝。新戦力が融合してのこの上ない結果により、チームは5月2、3日以来の連勝を浮上のきっかけにしたいところです。

木佐貫投手 <7回、球数105、打者28、安打5、三振7、四球3、失点1、自責点1>

「立ち上がりすんなり行けたことで、その流れで中盤以降も投げられました。とにかく低目を意識して丁寧にいくことを心掛けました。リードした展開でリリーフに託す形になりましたので、しっかりこの後は応援します」

栗山語録

Q.いい形での勝利となりました
「選手たちが試合が終わってからすごくうれしそうにしていたのがうれしかったです」

Q.木佐貫選手が好投しました
「最近、らしさが出ていない悔しさがあっただろうし、ジャイアンツに入ったときから思いもあるだろうから、何とか勝たせてあげたかった。全部のチームから勝ったし、これから木佐貫らしく落ち着いてやってくれると思う。よく頑張ったね」

Q.大引選手が決勝弾
「良かったよね。真面目だから、チーム状況が悪くてチームを背負わなきゃいけないという思いがあったと思うけど、これで吹っ切れるんじゃないかな」

Q.陽選手の記録(連続試合マルチ安打)は止まりましたが、いいプレーが目立ちました
「ダイカンには『また記録作ろうな』と言いました。あのファインプレーもね。こういう充実感が大事。前に進んでくれていると思う」

Q.久々の連勝です
「自分たちの形にするのが大事。これを続けていって、いい形で先発ピッチャーをマウンドにあげてあげたい」

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