2013.05.25 SAT
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広報レポート <指揮官の執念、選手の執念>

 帰路につくバスに乗るまで、指揮官の興奮は収まる様子はありませんでした。「納得いかないものは納得いかないから」。9回裏、無死での死球判定をめぐり、栗山監督が2年目で初の退場処分に。しかし、体を張った抗議も流れを呼び戻すことはできず、2死満塁からサヨナラ負けを喫してしまいました。

 チーム全体が勝利への執念を見せた一戦でした。タイガース・能見選手が相手先発となれば、1点勝負は必至。打線は5回、5番に抜てきされた大引選手が左翼線二塁打を放つと、犠打とスクイズで先に1点をもぎ取りました。8番起用の杉谷選手も2安打を記録。イニングを投手の打席からスタートさせないというセ・リーグ主催試合での理想を実現させてみせました。一方、先発した谷元選手は先頭打者を一人も許さず6回途中まで無失点。2死一、三塁でバトンを受け継いだ2番手宮西選手も、満塁にしながらピンチを切り抜けガッツポーズを作りました。

 最後の最後で歯車がずれたとはいえ、ファイターズらしい戦いは3勝1分ときっかけをつかんだ一昨日までのものと変わりはありません。悲観的になることなく、まずはひとつの勝利を追求し、その先につなげていきます。

谷元投手 <5回2/3、球数104、打者24、安打4、三振4、四球3、失点0、自責点0>

「きょうはいい状態で投げられました。先頭打者を出さないことに気をつけていったんですが、その通りにいけたことが良かった。その上で球数を少なくしていくことが課題ですね。最後にランナーを出して交代しましたけど、リードした状態だったので最低限の仕事はできたかなと思います。」
※談話中に宮西選手が通りかかり「おれのおかげって言っといて」と笑顔で話すと「ほんまにその通り。感謝してます」と頭を下げていました。

栗山語録

Q.9回は死球の判定を巡り激しく抗議し、退場となりました
「自分はそう(ファウル)と思ったから伝えただけ。痛がらない死球は見たことがないし、納得いかないものはいかない。でも、結果的に(逆転サヨナラ負けを喫し)やられたのは俺の行動(が原因)。思ったことを伝えたけれど、チームが負けて選手たちに申し訳ないです」

Q.先制点は初球スクイズで挙げました
「相手が考えもつかないところじゃないと、決まらないと思ったから(初球に)勝負をかけました」

Q.矢貫選手を勝ちパターンの7回に起用
「元々信頼をしてきたし、ずっとああいう場面でもいけると思ってきました。精神的にも前に進んでくれていると思います」

Q.明日は大谷選手と藤浪選手のルーキー対決が注目されます
「本当にいい対決。多くの野球ファンの方たちに楽しんでいただけるのなら、それでいいと思います」

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