2013.06.02 SUN
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広報レポート <新たな歴史が生まれた日に>

 整えられた舞台で、勇壮な姿がカクテル光線に浮かび上がることなく幕切れを迎えました。旭川スタルヒン球場に夜間照明が設置された杮落としの一戦。北海道内では屋外球場初となるプロ野球のナイトゲームという歴史的な日が3-11という大敗に終わり、同球場でファイターズ戦最多となる2万4742人が詰め掛けた前で精彩を欠く結果となりました。

 先発した武田勝選手の不調が誤算でした。前回5月26日のタイガース戦(甲子園)で1回に6失点した左腕は、この日も3回までに9安打を浴びて7失点。イレギュラーバウンドの当たりがヒットになる不運が重なったとはいえ、道内地方球場での登板は決して少なくないだけに、打たせて取る本来の投球を早く取り戻してほしいと願わずにいられません。

 嬉しい話題を挙げれば、2回に飛び出した佐藤選手の2ランではないでしょうか。3点を追う1死一塁の場面でストレートを振り抜くと、打球はバックスクリーンを直撃するプロ1号本塁打。「歴史的な日に打てて忘れないですし、支えてくれた両親に本当に感謝しています」。出場機会を増やすため、この日は早出特守で二塁手を務めた強肩の外野手に、天はそっと背中を押してくれました。

 試合途中からこぬか雨が降り、ファンの皆様には酷な観戦環境となりましたが、札幌ドームとはまた違う球音や応援の響きは選手にとっても新鮮だったはず。ナイター観戦文化を広めるためにも、明日の奮起に期待がかかります。

武田勝投手 <3回、球数66、打者18、安打9(本塁打1)、三振1、四球1、失点7、自責点7>

「また立ち上がりに失敗し、チームの足を引っ張る形になり申し訳なく思います。自分なりにしっかり突き詰めて、次の登板に臨みます」

栗山語録

Q.北海道で初めての屋外ナイターでした
「北海道でナイターを見られる素晴らしい日で大切な試合なのにすいません。ただひたすら申し訳ないと。明日から頑張りますので…」

Q.武田勝選手は立ち上がりにつかまりました
「勝らしくないのはあって、いろいろはっきりさせて何とかしてくれると思います」

Q.佐藤選手がプロ初アーチを放ちました
「なかなか試合に出られない中で、あの一本で自分を出し切ってくれるようになるといいですね」

Q.打線がつながりませんでした
「何とかしないといけないけど、点差が開いてしまうと相手も楽に投げられる。何とかしないといけないけど」

Q.明日もナイターです
「みなさんの思いは感じています。一生懸命やってもうまくいかないときがある。でも、それを言い訳にしちゃいけない。明日頑張りますのでよろしくお願いします」

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