2013.07.25 THU
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広報レポート <がむしゃらだったあの頃>

 結末はファイターズにとって無情な形で訪れました。2点を追う9回1死一塁。稲葉選手が放った二遊間を襲う痛烈な当たりは、遊撃・安達選手の美技にさばかれ併殺打に。4回表を終わって4-0の試合をひっくり返され、3連敗で最下位に転落しました。

 最高気温が34.2度まで上がった神戸での屋外の試合。球場に到着後、報道陣に囲まれた栗山監督は予選真っ盛りの高校野球を例えに出し「この暑さががむしゃらにボールを追ったあの頃を思い出させてくれるはず」と、一戦必勝の野球を取り戻すきっかけになることを期待しました。先発の武田勝選手をはじめ、中田選手らはイニング間に氷のうを首筋に当てたように、ドーム球場に慣れた選手達には過酷なコンディションだったのは確かです。

 4点リードをもらった武田勝選手は「調子が良かった」ものの4回裏にストライクを集めたところを狙われて3失点。同点後、7回表に1死二、三塁の好機をつかむも、大野選手がスクイズを外されて逸すると、8回に増井選手が集中打を浴びて勝ち越されました。誰もが高校時代に味わってきた1球の重み。結果を見れば相手の方がそこにかける思いが上回ったということでしょう。

 振り返れば昨年のファイターズは「明日なき戦い」をものにし続けたことで栄冠を手にすることができました。最下位の我々が巻き返しを図る鍵はもう一度、それを徹しきれるか。日々全てやり尽くしたと思えるか、この暑さが心の奥底に眠る記憶を呼び覚ましてくれるはずです。

武田勝投手 <5回0/3、球数68、打者21、安打7、三振2、四死球0、失点3、自責点3>

「状態は悪くなかったと思いますが、勝負所での投げ急ぎと失投でもうひと踏ん張りが出来ませんでした。中継ぎ、チームに負担をかける形になり、申し訳なく思います」

栗山語録

Q.終盤の逆転負け
「取らなきゃいけない試合だったけど…」

Q.スクイズ失敗が痛かった
「あそこは出すタイミングの問題。向こうも来ると思っているところの駆け引きだから。代打の可能性も考えたけど、それで勝負に行ってるんでね。おれが悪いんで」

Q.中継ぎの失点が続いています
「それが一番。うちのキモだから。あれくらいのピッチャーでも打たれることはある。でも、計算できるように何とかしないといけない」

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