2013.08.06 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2
2
0
0
0
7
2
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
R
H
13
21
1
3

広報レポート <Re:start>

 屈辱の敗戦から2日、ファイターズが開幕白星を飾った西武ドームで立ち直りました。2回までにアブレイユ選手の2本の適時二塁打などで4点を奪うと、6回には打者12人で8安打を集めて一挙7得点。イーグルス打線に打ち込まれ、記録ラッシュの大敗を喫した直後の試合に今季最多21安打を放って快勝し、ベンチ裏で久しぶりに会心の笑みが広がりました。

 バスで球場に到着するなり、選手のみサロンに集められました。招集を掛けた栗山監督がその輪の中で「絶対にこのまま終わるチームじゃない。今年スタートを切った西武ドームで、もう一度開幕したつもりで戦おう」と訓示。試合前の囲み取材でも、指揮官は「(4日の試合の)倍返しするくらい頑張らないとね」と選手に奮起を求めていました。

 打線を勢いづけたのはアブレイユ選手のバットでした。6回の1イニング2安打を含む4安打3打点の活躍。家族が4日の試合後に日本を離れることになり、ロッカールームに下の男の子を連れてチームメートや関係者に挨拶して回る律儀ぶり。寡黙さに秘められた和心の持ち主は、監督の言葉を理解して静かに闘志を燃やしていました。

 大量援護を受けた木佐貫選手は、8回を3安打1失点に封じて6月29日以来38日ぶりの勝利(7勝目)。先発投手に白星がつくのも7月15日ライオンズ戦(札幌ドーム)の武田勝選手以来、22日ぶりです。

 西武ドームでは開幕2戦目から続いた連敗を5で止め、まさにつきものが一気に落ちたような勝ちっぷり。見上げれば山の頂ははるか彼方にありますが、もう一度上り坂へ一歩を踏み出そうという気力が沸き起こったはずです。

木佐貫投手 <8回、球数97、打者31、安打3、三振6、四球4、失点1、自責点0>

「立ち上がり四球が多かったですが、鶴岡のリードが良く、何とか低めに集めることができました。鹿児島出身の5人全員が勝利に貢献できたことも、大変嬉しく思います。」

栗山語録

Q.練習前に選手にゲキを飛ばされた効果でしょうか
「そんなことはないよ。でも、まだチャンスはあると思っているから。早く立て直していきたかったしね。こういうゲームのあとが大事」

Q.中田選手のホームランで突き放した後にも送りバント
「きちっとした野球をやるしかない。本当にチャンスはあると思っているんだから。徹底的に取りに行かないと」

Q.木佐貫選手が好投しました
「木佐貫は完投にこだわっているけど、きょうはあの1イニング(9回)はもらった。序盤に点を取られたら荒れるゲームになるところ。こういうゲームでどう投げていいかを分かっている。感謝しています」

Q.2日前の大敗から一変
「一昨日のやられ方を考えるとね。それでも、明日、明後日と流れがこちらに来ると思ってやっているから」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート