2013.08.07 WED
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広報レポート <最後を締める難しさ>

 ライトスタンドに吸い込まれていく打球を見つめながら、グラウンド上にいる選手もベンチにいる選手・首脳陣も誰もが呆然とするしかなかったでしょう。2点リードで迎えた9回。2死一、二塁からクローザー・武田久選手がサヨナラ弾を浴びました。前日は大勝。試合前からいい雰囲気が漂っていたチームに、勢いに乗る難しさを突きつける一戦となりました。

 逆転サヨナラとなれば、確かに痛い一敗に違いはありません。そんな戦いになったからこそ武田久選手が常に口にする言葉が思い起こされます。「クローザーは抑えて当たり前と思われている立場」――。今季28試合の登板で、救援失敗はこれが3試合目。失点した試合は5試合しかありません。それでも負ければその責任を一身に背負うことになる。この数年、常にその重責に応えて来た右腕を、1試合の結果だけを見て責めることができるでしょうか。

 ベンチ入りした全員がひとり一人の力を合わせて戦うのが野球というゲームです。逆にいえば、たった一人の力で勝てるほど甘くない。明日は全員の力が“勝利”という結果につながることを期待してやみません。

トーマス投手<3回、球数63、打者16、安打3、三振1、四球3、死球1、失点3、自責点3>

「非常に残念な結果になってしまった。先制してもらって追加点も取ってもらったのに責任を感じる。きょうは制球が乱れてしまったので、次はもっと長いイニングを投げられるように、そのあたりを課題にして調整したい。」

栗山語録

Q.終始先手を取りながら痛い逆転サヨナラ負けです
「まあ、うーん。どう言葉にしたらいいか…。出来ることを一生懸命やるだけで、やられれば力がないと言われてそれまでだし、努力しろということなんだろうけれど」

Q.取っても取られる展開でした
「もちろんもっと取れていればというところなんだけれど、追いつかれても先に先に行けた。これまではなかなか先にいけなかった訳だし」

Q.先発したトーマス選手については
「球は悪くなくて、どう組み立てて投げていくか。日本のゾーン、日本の打者の間合いにどう慣れていくかなんだと思います」

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