2013.08.10 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
1X
R
H
2
5
3
11

広報レポート  <人生初のサヨナラ打>

 選手会長の執念が内角球を外野へ運びました。2-2の延長10回1死三塁。途中出場の鶴岡選手がマリーンズ藤岡選手の直球を左前に弾き返し、接戦に蹴りをつけました。チームにとっては敵失で決勝点を挙げた6月26日ホークス戦(東京ドーム)以来、今シーズン2度目のサヨナラ勝ち。一塁を回ったところで手荒い祝福を受けた背番号22は「11年目でサヨナラヒットは初めてで、どうリアクションしてよいものか分からなくて。でも気持ち良かった」と最高の笑顔を見せました。

 2点を先行されながら7回に大引選手の適時二塁打で1点差に迫ると、8回に鶴岡選手が代打で左前打を放ってつなぎ、陽選手が押し出し四球を選んで追いつきました。10回は途中出場の今浪選手が右翼線二塁打でチャンスメークし、飯山選手がきっちり犠打を決めて一打サヨナラの場面をお膳立て。途中出場組が役割を果たしたことが劇的な幕切れを呼び込みました。

 マリーンズ戦の前には北海道内約650チームの頂点を決める「2013年FIGHTERSジュニア王座決定戦」の決勝が行われました。白球にかけるひたむきな思いが札幌ドームに充満し、終盤の粘りや投手陣の気迫につながったと言っても過言ではないでしょう。試合前にはテレビ番組で今浪選手の甲子園でのプレーが紹介され、ダイビングキャッチと一塁へのヘッドスライディングを試みた場面にロッカールームが沸いたこともナインの心に火をつけた気がします。

 後半戦のファイターズはいまだ連勝がありません。「明日に限らず、残り全て勝つつもりで戦います」。鶴岡選手の言葉が夏休みでご家族連れを中心に埋め尽くしたスタンドを一段と盛り上げ、まずは2カード連続の勝ち越しへ気炎が上がりました。

武田勝投手<8回、球数92、打者29、安打4、三振4、四球1、死球1、失点2、自責点1>

「中盤以降は自分のペースでテンポよく投げることができ、味方の攻撃にいいリズムを作れたのではないかなと思います。今日の手応えを今後の登板にプラスにしていきたいですね。追いついてくれたので、勝てるようにしっかり応援します」

栗山語録

Q.今季2度目のサヨナラ勝ちです
「負けなくて良かったです」

Q.武田勝選手が8回2失点
「こういう感じが勝だよね。安心したし、開幕投手なんだからチームがガーッと行くためには勝が頑張ってくれないといけない。勝たせてあげたかったけど、安心しました」

Q.大引選手が3安打
「ライオンズ3連戦から状態がよくて、疲れていると思うけど、本当に頑張っている」

Q.小谷野選手もチャンスメークしました
「いろんな思いでやっていたと思うけど、(失策した後は)ああいうのが大事」

Q.そして、鶴岡選手がサヨナラ打を放ちました
「ツルも頑張ったけど、(その前の)今浪、飯山がどういう思いで練習しているか知っているんでね」

Q.明日の試合ではカード勝ち越しがかかります
「こういう試合に勝っていかないとうまくならない。諦めてもいないし、勢いがつく。明日からまた頑張っていきます」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート