2013.08.22 THU
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広報レポート <舞台を整えるために>

 主砲の離脱という緊急事態に、結束した一人ひとりの思いが鮮やかな先制攻撃を生みました。11勝を挙げている初対戦のルーキー則本選手に対して、アブレイユ選手と小谷野選手が適時打を放ち、なお2死一、二塁から赤田選手が右翼へ今季1号となる3ラン。この5点が最後まで効いての3連勝に、左手骨折で登録を外れた中田選手に代わって左翼に入った背番号10は「年に何本かの本塁打をいい場面で打てました」と笑顔で振り返りました。

 4番の思いを受け止めて、この試合に臨んでいました。前日の試合後に中田選手から「左翼をお願いします」と頭を下げられたそう。「翔がいない分、みんなでつないでいこうと話しをして。僕もあの場面はつなぐ気持ちで打席に入りました」。会心の当たりは、昨年の同じ8月22日、旭川でのファイターズ戦以来という丸1年ぶりの一発という因縁めいた結果となりました。

 この日は捕手の近藤選手を「中学の練習試合以来」という右翼、しかも一番打者で起用。6回からはイースタン・リーグで11本の本塁打を放ち1軍初昇格の石川選手が右翼の守備に入りました。若い力を交えながら必死に首位イーグルスに立ち向かい、投手陣も3度満塁のピンチを背負いながら2点でしのぎ、価値ある1勝をつかみ取りました。

 ここ7試合で6勝1敗と白星を重ね、CS圏内の3位ホークスを3ゲーム差で追います。赤田選手は「翔に活躍の場があるように全員で戦います。戻ってきた時に消化試合はしたくないし、皆諦めていません」ときっぱり。1カ月近く先になる中田選手の復帰を視野に入れ、4番に最高の舞台を用意します。

ウルフ投手 <5回0/3、球数83、打者23、安打6、三振1、四球0、死球1、失点1、自責点1>

「ゴロを打たせる自分のピッチングができたと思う。きょうも守備陣に感謝したい。6回はピンチでマウンドを譲る形になってしまったけど、イシイが本当によく抑えてくれた。あとはチームがこのまま勝てるように応援するよ。」

栗山語録

Q.初回の5点で逃げ切り勝ちでした
「そのあとも1点を取りに行こうと思って必死にやっていた。確かにあの後に点を取らなきゃいけないんだけど、その形を何度も作れたから。それも大事なこと。ピッチャーもピンチを背負いながら頑張ったね」

Q.中田選手の離脱を跳ね返しました
「当然、戦い方は変わる。今いるメンバーで、どうすれば勝ちやすいか必死に考えると、みんなでつないで、ピッチャーに頑張ってもらうしかない」

Q.近藤選手を1番・右翼で起用しました
「岱鋼を中に入れたかったというのはある。その中で則本がいいピッチャーで強いボールを投げることを考えて。近藤は状態も良かったし、守備も我慢できるものだと思ったから。結果的にヒットは打てなかったけど、フォアボールを選んでエンドランも決めてくれたから評価している。今はこうやって戦っていくしかないから。コーチからは反対の声もあったけど、それでも行かせてくれと頼んだ」

Q.イーグルスに同一カード3連勝
「こちらもペナントレースに責任がある。対戦前は3つとも取れるかどうか分からなかったけど、そのつもりでやらないといけないと言ってきた。いい形でいけた。翔がいなくても、みんなの気持ちを感じた。こういうのはいいよね」

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