2013.08.23 FRI
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広報レポート <ルーキーらしからぬ修正力と吸収力>

 4試合連続登板となった守護神・武田久選手が最後の打者を二ゴロに抑えると、ベンチは歓喜に沸きました。ウイニングボールを受け取り、満面に笑みを浮かべたのは3勝目を挙げた大谷選手。そのルーキーが試合の中での修正力、そして、前回の先発登板から約1ヶ月という期間で“秘密兵器”を実戦で発揮できる抜群の吸収力を見せつけた一戦でした。

 立ち上がりに1点を奪われながら、2回から完全に立ち直りました。大きな要因はスプリッターを中心にピッチングを組み立てたからでした。「中継ぎ調整している間に練習してました」。6回2死までで9奪三振。130キロ中盤で鋭く落ちるボールで、バファローズ打線を翻弄してみせました。

 中継ぎで2試合に登板した右腕は「中継ぎの方たちが大変なのがよくわかった」と言います。走者を出したところで宮西選手にマウンドを譲って悔しそうな表情を浮かべたのも、そんな思いがあるから。中継ぎの経験もまた投手・大谷翔平を成長させる一因となることでしょう。

 中田選手が離脱しても連勝。チームはさらに結束しています。陽選手が同点弾と決勝犠飛で3番打者としての役割を果たしました。指名打者でスタメン出場した鶴岡選手は8回2死満塁でダメ押し2点適時打。一時は苦手としていたバファローズを相手に完勝し、京セラドームでの初勝利を演出しています。

 後半戦初の4連勝を決めて借金は「2」に。最近10試合では8勝2敗と、6月の勢いを再び見ることができています。19歳が上げ潮ムードを加速させる一戦。このまま波に乗っていきたいところです。

大谷投手 <6回2/3、球数110、打者27、安打4、三振9、四球3、失点1、自責点1>

「立ち上がり、いきなり先頭に四球を与えるスタートでしたが、2回からしっかり立て直すことが出来ました。最後は自分で打ち取って切り抜けたかったですが、試合は作れたかなと思います。この後はチームが勝てるようベンチで声を出していきます」

栗山語録

Q.大谷選手が素晴らしい投球でした
「見ての通り。皆さんが評価してくれれば。これまで力んでフォームを崩すことがあったけれど、色んな課題を与えられながら、コーチの思いを生かしてくれた。後半戦は先発の安定が鍵だと言ってきて、勝っている試合は粘れていると思います」

Q.鶴岡選手をDHで起用した打線も機能
「翔の代わりはいないし、必死にみんなで頑張っていくしかないので。ツルのみんなを思う気持ち、ツルの存在の大きさで空気がいい感じになった」

Q.武田久選手も4連投で最後を締めました
「今日も空港で会った時に、行きますよと言ってくれて。判断は久に任せている。そのくらい信頼しています」

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