2013.08.29 THU
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広報レポート <経験がもたらす強み>

 心理戦で小谷野選手の読みが勝りました。4回1死一、二塁。今季初先発のライオンズ岡本洋選手から初球の内角直球を左前に弾き返し、両軍唯一の得点を叩き出しました。「四球の直後でしたし、併殺に取りたい場面。狙っていた通りに打てましたね」と満面の笑みをたたえて振り返りました。

 ライオンズに2連敗を喫して迎えた3連戦の3戦目。前日は無死三塁の好機に凡退し、送りバントも失敗していただけに期する思いを秘めていました。若手選手が並ぶラインアップの中にあって「年齢はアブちゃんの次におじちゃん。若い子から刺激をもらっています」と、11年目の胸の内を明かします。

 守りでは大野選手の肩が光ります。チーム盗塁数がリーグトップの相手に対し、1回は渡辺選手、3回は鬼崎選手の二盗を阻止。前日も2度阻み、両リーグで唯一盗塁阻止率が4割を超えて、チームの好調を支える要因になっています。「そこが僕の生きる道なので」。素早いモーションとは対照的にとつとつと話す様が頼もしく映ります。

 最後は武田久選手が3人で打ち取って今季22個目のセーブをマーク。今季初めての1-0勝利をもぎ取り、CS戦線に踏みとどまりました。若手起用の勢いと優勝を知る中堅、ベテランの持ち味がかみ合えば、残り試合、意味のある戦いを続けられるはず。先ばかりを見ず、まずは明日からのマリーンズ3連戦に1戦ごと全力で立ち向かいます。

栗山語録

Q.若いスタメンで連敗ストップです
「勝たなきゃいけない中で、若い選手が『こうやってやるんだ』というのがあった。勝たないとうまくならないから、なんとかしたかった。だから、今日は良かったなと思います」

Q.その中で試合を決めたのが陽選手の出塁と小谷野選手の適時打でした
「若い選手との相乗効果でね、いろんな刺激がある。いい形で結果に結びつけてくれた」

Q.ウルフ選手が8回途中まで好投
「ホントによかったよね。カーブの使い方とかを見てもね。きょうは最後までいけるかなという内容。いつかこういうピッチングをするだろうと思っていたんで」

Q。宮西選手も好リリーフ
「あそこまでいって代打を出されたら行こうと決めていた。素晴らしいピッチングだった」

Q.明日から遠征です
「この先どうなるか分からないという状況の中で、必死にみんなでガムシャラに走り続けたい」

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