2013.09.07 SAT
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広報レポート <鶴の一声>

 追い上げはもう一歩及びませんでした。先発のケッペル選手が捕まり、3回途中8安打7失点で降板。その後は無失点でしのぎ、杉谷選手の2点二塁打と鶴岡選手の左中間3ランで2点差に詰め寄りましたが、終盤はイーグルスの継投にかわされ2連敗となりました。

 望みをつなぐ1発は選手会長のバットから。2-7の7回1死一、二塁の場面で辛島選手のストレートを叩くと、打球はぐんぐん伸びて左中間の最深部に飛び込みました。ベースを一周してベンチに戻ると、険しい表情を変えることなくレガースを装着し「まだまだ、これから」と周囲を鼓舞するように声を張り上げました。

 プレーする意味を考えさせられたのは、6月に西アフリカのブルキナファソから15歳の少年が練習見学に来た際に途上国の実情を聞かされた時でした。野球道具の提供や活動支援金を捻出するためのグッズ購入を率先して決めたのはまさしく“鶴”の一声。現地駐在の方のホームページで届いた物資を笑顔で手に取る様子がアップされると「野球で心が通じ合えるのは素晴らしいことですね」と改めて何かを感じた様子でした。

 上位になかなか這い上がれなくとも、明日にはまた勝利を信じて応援してくださるファンの皆さんがいます。様々な方と「心通わせあえる」幸せを感じられるのも、ファイターズの一員だからと言えるでしょう。だからこそ、下を向いている暇などないのです。

ケッペル投手<2回2/3、球数80、打者19、安打8(本塁打1)、三振1、四球2、失点7、自責6>

「ファンの皆さんやチームをがっかりさせる内容の投球に終始してしまい、申し訳なく思います。大きなビハインドを負う展開にしてしまいましたが、何とか打線が点を取り返してくれることを信じて、ベンチで応援します」

栗山語録

Q.ケッペル選手の乱調が尾を引きました
「内容はみんなが見てくれればいい。ボールが動かなかったね。1ヶ月ローテを守れるところまできた。チームは負けたけど、ケッペル自身は前に進んだと思う。きょう完封しても一度抹消するつもりだった」

Q.5点を返しました
「そのまま終わるよりはいいけど、負けたのは事実だから」

Q.首位チームに連敗
「連敗というか、ひとつの負けが重くなるからね、この時期は」

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