2014.04.12 SAT
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広報レポート<結果を残せる選手に>

3回、タイムリーを放った中田選手
4回、ヒットを放った陽選手

注目の花巻東高同窓対決は、後輩の大谷選手に軍配が上がりました。ライオンズ菊池選手と初めて先発で投げ合った試合。2回に連続長打を浴びて先制を許しましたが、6回途中まで6安打1失点でしのぎ、プロ初の10三振を奪って今季初勝利をマークしました。

先輩との対戦にも平静を保つように、前日は「勝負するのは相手打線」と話していた大谷選手。それでも「上のレベルの投手として常に目標としてきた存在」とも語り、知らず知らずにスイッチが入った様子でした。1回には自己プロ最速タイの157キロを計測。場内のムードに、試合途中で着替えるためロッカーに戻った西川選手は「暑い、暑い」と熱気を肌で感じていました。

前例のない投手、野手の二刀流に挑み、栗山監督には昨オフ、「評価を得るには結果を残す以外ない」との言葉をかけられました。この日は6回途中で降板し、ブルペンに負担をかけたこともあって「いい面がなかった」と表情は晴れませんでしたが、毎回得点圏に走者を背負いながらも最少失点に食い止めたことに成長の跡が伺えました。

先発投手に白星がついたのはメンドーサ、上沢選手に続いて大谷選手が3人目。チームの浮沈は先発投手の安定が鍵を握るだけに、この1勝が推進力をもたらすのは間違いないところ。打者として打率.393を残す背番号11が、投手としても一歩前に進みました。

大谷選手 <5回2/3 打者26 球数118 安打6 三振10 四死球4 失点・自責1>

先発の大谷選手

「今日はいいところが何もない投球でした。ピンチでゲッツーを取ってもらったり、打線に援護していただいたことが大きかったです。ブルペンにも負担をかけてしまい申し訳ないですし、チームが勝てるようしっかり応援します」

栗山語録

大谷選手を出迎える栗山監督

Q.大谷選手をどう評価されますか
「…ダメ?いい?まあ、そんな感じ。ここまでのブルペンがすごく良かったから、もっと良いんだろうと思って期待していた。球自体はいい球があった。にも関わらず、120球近く投げてあそこまでだから。何とかしないといけないよね。いい球を投げることと勝つことは違う。絶対に成長させないといけないと思っている」

Q.菊池選手との投げ合いについては
「監督という立場を離れれば、心にいろんな感情が湧いてくる。ファンのみなさんも楽しみにしていたと思うし、みんなが見たいと思う選手を活躍できるようにする責任が我々にはある」

Q.打線については
「翔(中田選手)のときは難しいボールが来ていた。よく打ってくれた。大引は一番状態がいいから期待している。それに、今日は遥輝(西川選手)のボールの見方がすごく良かった」

Q.カード勝ち越し、貯金へ向けて
「何時間たってもいいからきょうは勝つと言っていた。ひとつ一つできることを精一杯やって、落ちないように頑張ります」

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