2014.04.13 SUN
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広報レポート<逆転のファイターズ>

9回、サヨナラのヒットを放った西川選手
勝利を決めた選手たち

9回2死から安打と盗塁で二塁走者となった陽選手がスタートしたのを見て、打席の西川選手は瞬時に判断しました。思い切り引っ張る――。変化球を狙い通りに捕らえると、打球は一、二塁間をしぶとく抜けて行きました。当たりはボテボテ。しかし、西川選手はリプレイ画面を見つめながら、こう表現しました。「最高の当たりですよ」。陽選手が生還するのを確認し、ベンチの方向を見れば、チームメートが満面の笑みで駆け寄ってきました。開幕戦に続く、今季2度目のサヨナラ勝ち。再び貯金生活へとチームを導きました。

「打席の中ではっきりできなかった自分にいらだっていた」。西川選手は4打席目まで凡退。狙いを決められず中途半端な打席を繰り返し、ボールを外野に飛ばすことさえできずにいました。それでも最高のチャンスで最高の結果を出せたのは、悔しさをパワーにする自分と、「サヨナラとか考えなかった」という打席で冷静に戻れた自分が両立していたから。「自分にとってもチームにとっても大きな一本になったと思います」。充実感いっぱいに話しました。

今季唯一となった札幌ドーム6連戦で4勝と、2カード連続の勝ち越しに成功しました。その4勝はすべてが逆転勝ち。先発投手が立ち上がりで先制を許しても、慌てることも諦めることもありません。ジワジワと打線が詰め寄り、それに応えるように投手陣が追加点を与えない。気がつけば同点。そして、あっという間に…。グラウンドに立つ選手、ベンチで待機する選手の全員が全力で試合に臨み、機能しているからこそ“逆転のファイターズ”となっているのです。

浦野選手 <8回 打者31 球数115 安打5 三振8 四死球2 失点・自責3>

先発の浦野選手

「立ち上がりを意識する余り、打たせて取るつもりが甘くなりました。2回以降は絶対点を与えないように考えましたし、野手の皆さんに取り返そうという雰囲気があって、後押ししていただき心強かったです。」

栗山語録

栗山監督

Q.鮮やかなサヨナラ勝ちでした
「鮮やかというよりか、9回2死無走者から岱鋼と遥輝2人のスピードを生かしながらよくものにしたと思います。その前に浦野が8回まで投げ、増井が(9回)3人で抑えて(勝利を)手繰り寄せたとも言えます」

Q.無安打だった西川選手が殊勲打
「あれだけノー感じできていて建て直しが効くのがプロとして大切な要素なんだなと。ゲームとしてはミスが多かったし、やらなきゃいけないことがいけなかった。(最後だけでなく)平均して(力を)出してくれたら言うことはないよね」

Q.7回の陽選手の同点弾も価値ある一打
「当たってくるとチームを引っ張れる選手。しっかり打てればどの球場でも放り込める状態ですね。ここ何試合か、ミスが出ても岱鋼が何とかしてくれている」

Q.貯金を1として遠征に出ます
「全チームと一回りして勝ち越すカードが多かった。これまで通り粘り強く戦うだけ。とにかく我慢がテーマなので、明後日からも一生懸命頑張ります」

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