2014.04.17 THU
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広報レポート<これからはチームのために>

4回、ホームランの大引選手
4回、ヒットの石川慎選手

待ちに待った一本が飛び出しました。4回1死で打席に立ったのは「8番・右翼」でスタメン出場した石川慎吾選手。バファローズ先発の井川選手が投じた外角への変化球にしっかりとバットを合わせると、打球は中前に抜けていきました。プロ3年目、通算7打席目での初安打でした。

大阪で生まれ育ったひとりの野球少年は、阪神のエースとして活躍していた左腕をファンとして声援を送っていました。あれから約10年。超高校生級スラッガーと呼ばれるまでに成長し、プロ野球の世界に飛び込んだ男は、憧れのピッチャーと実際に対戦するチャンスに恵まれました。「ヒットを打ちたいという気持ちよりも、打席に立てていることに喜びを感じていました」。至福の時間となった2打席、そして野球史に「初安打:井川」と記録される一本を生涯忘れることはないでしょう。

プロ2年目の昨シーズン、終盤戦で一軍昇格の切符を手に入れました。結果は5打数無安打で3三振。プロのレベルの高さを思い知らされました。春季キャンプも一軍でスタートしたものの、ファームが帰京するタイミングで鎌ケ谷へ。入れ替わりで一軍に合流したルーキーの岡選手が開幕早々にスタメン出場を果たしたことも、大きな刺激になったに違いありません。

練習の虫であることはもとより、意識の高さが“開花”へと向かわせています。「ヒットを打つことよりも、チームに貢献するための準備をしてきました」。この日、昼食会場で栗山監督から「しっかり準備しておくように」と言われ、スタメン出場となると予測。気合が入っていました。若い力を中心に前進している今季のファイターズ。チームは逆転負けを喫しましたが、楽しみな新戦力がまたひとり頭角を表しました。

中村選手 <4回0/3 89球 打者20 安打6 三振3 四球3 失点・自責点5>

先発中村選手

「初回に2点先取してくれて良い流れをつくってくれたのですが、僕自身が潰してしまいました。不甲斐ない結果となってしまったので、更にレベルアップをし、リズムをつくれるようなピッチャーを目指していきたいです。」

栗山語録

栗山監督

Q.一時は4点のリードがありました
「もったいないというか、勝たないといけない試合でした」

Q.中村選手はあと一歩でした
「どうしても勝たせてやりたかった。ただ、それだけ。こちらの思いが強すぎるのかもしれないけど、プロとしては結果を残さないと。なんでああいうミスが起こるのかは、こっちも考えないといけないし、勝も考えないといけない」

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