2014.04.20 SUN
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広報レポート<これが若さか>

7回、ヒットの石川慎選手
7回、ヒットの杉谷選手

球場から宿舎に戻り、エレベーターに乗り込んだ大谷選手と石川慎選手が、自らが滞在するフロアまで即席の“反省会”を始めました。「やっぱり悔しさの方が大きいですね」。そう振り返るのは大谷選手でした。6回までは無失点。特に6回2死満塁で迎えたジョーンズ選手との対戦は、魂がこもっていました。フルカウントから選択したボールは、もっとも自信があるストレート。この日最速となる157キロの1球で空振り三振に取ると、マウンド上で大きく拳を握りしめました。しかし、課題は100球に迫った7回。最後まで投げ切ることができずにマウンドを降りると、ベンチで口を真一文字に結びました。今季2勝目にも満面に笑みを浮かべることはありませんでした。

それでも、19歳の右腕が見せた熱のこもったピッチングが、チームメートに何かを感じさせたのは間違いないでしょう。7回の攻撃。先頭のキャプテン大引選手が左翼線への二塁打で出塁すると、1死三塁となって打席に入った石川慎選手は初球に食らいついて中前に打球を運び、貴重な追加点を演出。その後、中島卓選手の内野安打と盗塁で2死二、三塁となって、この日1番に抜てきされた杉谷選手が中前に2点適時打を放ちました。「気持ちで打った」。石川慎選手のひと言が、ベンチを包んでいた空気を物語っています。

なかなかチームが波に乗れない中、投球でも攻撃でも失敗を恐れずにどんどん攻めていく。そのワンプレーすべてが経験となり、プロ野球選手としての礎となっていきます。これが若さか。連敗を止めた男たちのギラギラした目つきに、頼もしさを感じないわけにはいきません。

大谷選手 <6回1/3 116球 打者27 安打8 三振5 四球1 失点2 自責点0>

先発の大谷選手

「最悪でも7回は投げきりたかった。チームの勝利のために頑張るだけです。次回に向けて準備していきます。」

栗山語録

栗山監督

Q.大谷選手が7回途中まで投げて2勝目
「100球前後でいろいろある。でも、前に進んでいる。ストライクを先行させていこうということだから、あれでいいし、攻めていかないといけない。ああやってくれるといいよね」

Q.先制すると試合が安定します
「取られるよりは取った方がいい。それに翔平が6回に踏ん張ったから(追加)点が取れた」

Q.杉谷選手、石川慎選手が追加点を叩き出しました
「あえて若い右打者を使ってね。うれしいよね。ああいう子たちの得点で勝てるというのは。自信につなげてほしいね」

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