2014.04.26 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
R
H
3
6
1
5

広報レポート<そっぽを向いた野球の神様>

6回、適時打を放った西川選手
6回より登板の谷元選手

緊張感がないわけでも、集中力がないわけでもないはずです。ただ、どこかフワフワとして浮き足立っているように見えると言わざるを得ない一戦でした。勝負どころでの失策で、緊迫した展開から一変。結果的には2点差のゲームだったとはいえ、ダメージの残る敗戦となりました。

一度目は中継ぎ陣の奮起で流れを渡すどころか、引き寄せることに成功しました。1点を追う6回。無死からの連続失策により一、二塁となったところで登板したのは谷元選手でした。気迫のこもったピッチングを披露。投ゴロ、空振り三振、空振り三振とピンチを切り抜け、直後の攻撃での同点劇につなげました。「僕は目立たなくてもいいんです。地味な何でも屋でいきますから」。勝っていても負けていても、ロングマンが必要なときにマウンドに立つ右腕は、続く7回も合わせて2イニングを完ぺきに抑えました。攻撃でもう1本が出ていれば勝ち投手に。目立たないことに美学を見出す男がお立ち台に上がっていたのは間違いありませんでした。

しかし、8回無死一、三塁からの2失策で2点を献上した後に“二度目”は起きることはありませんでした。そっぽを向いた野球の神様からのご加護を受けるためには--。こちらを向いてもらうのではなく、こちらを向かせることができるかどうか。それはグラウンドに立つ全員が感じ、準備し、プレーにつなげていくことでしか成し遂げられません。

武田勝選手<5回0/3 打者23 球数73 安打4(本塁打1)三振4 四死球2 失点・自責1>

先発の武田勝選手

「あの本塁打1本がもったいなかったと思います。それ以外は自分なりの投球ができ、最少失点でしのぐことができてまずまずの内容でした。ピンチでマウンドを譲った谷元がしのいでくれましたし、この試合をものにできるようしっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.8回の2失策が響いて逆転負けです
「何とかしようという思いがいう時にミスが出るとそうなってしまう。それを含めて(ベンチが)何とかしなければいけない。原因をはっきりさせて皆が躍動し、嬉々としてプレーできるようにしなければ」

Q.武田勝選手は6回途中1失点と粘りました
「(交代は)ちょっと早かったけれど、流れ的に合っている打者を迎えたところなので。ああいう感じで行ってくれれば次につながると思います」

Q.マリーンズ戦は5連敗
「流れなのであまり考えていない。苦手意識は避けたいし、まだシーズン初めなのでね。(ファイターズに)力はあると思っているし、それが出せないのは何故なのかを考えなければ」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート