2014.05.31 SAT
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広報レポート<轟いた咆哮>

7回、HRを放った大谷選手
9回、サヨナラホームランのミランダ選手

黄色に染まった右翼席の悲鳴を割くように、試合を決める一発がフェンスを越えました。1-1の9回裏2死一塁。タイガース安藤選手のフォークを捉え、ミランダ選手が人生初のサヨナラ本塁打。本塁で待ち構える仲間から水を浴びせかけられる手荒な祝福に「引き締まった試合をこういう形で終わらせることができて最高な気分」と笑みが弾けました。

好投のメンドーサ選手が6回に先制を許し、打線はその裏までわずか1安打と能見選手に完璧に封じ込まれました。年に一度のタイガース戦は一塁から中堅まで虎党で埋め尽くされる独特な雰囲気。7回に大谷選手が同点アーチをかけて息を吹き返し、最後はこの日3打席凡退していた5番打者が接戦に終止符を打ちました。疲れがたまり、試合前の打撃練習を見送って臨んだ一戦。しかし、パワーの源となる出来事がこの日の朝にありました。再開を待ち焦がれていた夫人と2人の子供が来日し、札幌市内の自宅へ到着。札幌ドームへ向かう前のわずか30分間ほどの対面で、異国での心細さも一瞬で忘れることができました。

お立ち台では決めゼリフの「オレニマカセロ」を発してスタンドを沸かせた背番号46。「チームのみんな、気に入ってくれているから、しばらくはこれでいくよ」。チームも貯金を1とし、マリーンズを抜いて単独3位に。上昇気配の打撃に明るさも加わり、クリーンアップの一角を担うミランダ選手がチームを高みへ押し上げます。

メンドーサ選手<6回 91球 打者23 安打4 三振8 四球1 失点・自責点1>

先発のメンドーサ選手

「5回までは自分でも満足できるピッチングだった。ただ、ピッチャーにフォアボールを出してしまったことが良くない。今日の結果でいえば、あれがすべて。次の登板ではこういうことがないようにしたい。試合は振り出しに戻ったし、この後はチームが勝てるように応援するよ。」

栗山語録

栗山監督

Q.今日の試合を振り返って
「能見が本当に良かったからね。こういう試合を取れればな、と思っていた。良かったと思います」

Q.ミランダ選手がサヨナラ弾
「早めに動いて、勝ちパターンのピッチャーを使って勝負にいった。2アウトからだからね。大きかったね」

Q.その直前の中田選手の四球も効きました
「翔も乗っていこうとしていた。いろんなことを感じた試合だったと思うけど、ああいうフォアボールが生きてくるよね」

Q.大谷選手は同点弾
「能見は失投がなかったから。きょうは大きかった」

Q.メンドーサ選手については
「もう少し投げさせてあげたかったけど、試合を動かさないといけないから。でも、初回から飛ばしてくれて、ああいう感じが本来のメンドーサ。ようやく“らしく”なってきたね」

Q.明日に向けて
「頭を取れて、それを活かせるかは明日にかかってくる。みんなで一生懸命頑張ります」

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