2014.07.15 TUE
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広報レポート<「相手が良かった」では済ませない>

8回、矢貫選手
7回、ホームランを放った陽選手

8回で2得点と、相手先発にいいピッチングを披露されたのは間違いのないところ。それでも単に「相手が良かったから」で済ませるのではなく、勝ち切らなければならないのが野球です。先頭打者を出せば得点する確率が飛躍的に上がる今季のファイターズ打線。4回に先頭・西川選手の中前打から始まって1点を返すと、7回にも先頭打者の陽選手が左翼スタンドへ13号ソロを放ちました。しかし、もう一歩及ばなかった理由は何か。そこを突き詰めれば突き詰めるほど、勝つことの難しさや野球というスポーツの奥深さに直面することになります。

不運とミスが重なれば、やはり勝利は遠くなるものです。この試合が今季初登板となった先発・木佐貫選手は2回まで文句なしの立ち上がりを見せました。しかし、3回。先頭打者に左前打を浴びると、次打者の初球はエンドラン。この打球が、二塁ベースのカバーに入ろうと動いた大引選手の逆を突いて“連打”に。犠打で1死二、三塁となったところで、地方球場特有ともいえる打球の処理を誤った二塁・中島卓選手の失策が先制点に結びつきます。さらに4回には1死二、三塁から木佐貫選手の暴投で1点を献上。一気に劣勢に立たされました。

5回途中からマウンドに上がった河野、矢貫、増井の3選手が力投して、全員が無失点。特に矢貫選手は8回を三者連続三振に抑え、流れを引き寄せる働きを見せたのは特筆すべきでしょう。それでも最終盤にドラマを起こせなかったのは、序盤の流れが悪すぎたからかもしれません。貯金を作った状態で前半戦を終えるためには明日の勝利が必須となります。そのためにやらなければならないこと。それは明白だといえるのではないでしょうか。

木佐貫選手<4回2/3 打者21 球数75 安打4 三振5 四死球1 失点3・自責2>

先発の木佐貫選手

「先頭が出た回に失点をしてしまい、こういう課題は潰していかなければと反省しています。久し振りの1軍マウンドに緊張しましたが、試合になれば結果がすべて。自分の責任を十分果たせなかったので、この後は声を出して逆転できることを祈っています」

栗山語録

栗山監督

Q.今季初登板の木佐貫選手は5回途中3失点
「緊張感もあったとけれど、(守備の乱れがあり)難しい状況だったと思います。明日はしっかり守らないと。その後、目一杯勝ちパターンの継投に行って何か起こせると思ったけれど。取りたかったですね」

Q.4番に座った陽選手が本塁打を含む2打点と活躍
「打順が変わろうと自分の打撃をしてくれました。もう少しチームとして点を取らなければ。動きを含めて、ダイ(陽選手)には自分が引っ張るというものが見えたことは評価します」

Q.中田選手が先発を外れ、打線に元気がなく見えました
「体の状態のことは仕方ないので。いるメンバーがベストだと信じて戦うだけ。でもどうして翔の4番にこだわるのか、改めて分かってもらえたと思います」

Q.明日で前半戦が終わります
「もう仕掛ける時期に来ています。これ以上バックすることがないよう全力を出し切ります」

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