2014.07.16 WED
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広報レポート<先人がかみしめた味>

4回、タイムリーを放った谷口選手
本日のヒーロー

相手のミスに乗じて得点を重ね、若き勝ち頭がそのリードを保ってバトンを渡す。まさに理想的な展開でライオンズを下し、ファイターズが前半戦を勝利で締めくくりました。42勝40敗1分けと、2年ぶりに貯金を保持してオールスターブレークに入ります。

両チーム無得点で迎えた4回。2死一、二塁から大引選手が放った三塁線の打球をランサム選手が後逸して先制すると、続く谷口選手の打球は中堅・秋山選手がグラブを弾く2点適時三塁打と幸運が重なりました。先発の大谷選手は最速159キロを計測するもやや制球に苦しみましたが、4四球3安打を許しながらも5回を無失点。スタンドにも息む声や雄たけびが届く力投で、早くも2桁勝利に王手をかける9勝目(1敗)をマークしました。

札幌からの移動日となった14日の夜、旭川市内にあるカレー店に大谷、中村、近藤の3選手が足を運びました。かつてヒルマン元監督や新庄選手が愛し、数多くの愛用品が飾られた店内でオムカレーと大盛りサラダをほおばった背番号11。球団の歴史を支えてきた先人たちの息吹に触れ、かつての名選手・スタルヒンの名を冠した球場での初登板でチームに勝利をもたらすパフォーマンスを発揮してくれました。

5回を終わったところで大谷選手が降板したほか、西川、近藤といった若手選手がベンチに退き、中嶋コーチ兼捕手はひと言。「このチームはどうなっているの?若いのが早々に引っ込んで、ベテランが出ていくって」。ファイターズらしいといえばファイターズらしい一幕。チームの一体感をうまく表現した試合で折り返し、チームは21日のバファローズ戦(京セラ)から勝負の残り61試合に突入します。

大谷選手<5回 打者22 球数93 安打3 三振6 四死球4 失点・自責0>

先発の大谷選手

「(コースを)狙いすぎて四球も多かったですし、球数が増えてリズムに乗り切れなかったですね。守りに助けていただき、リードを保っていけたことは良かったと思います。前半戦をチームが勝って終えられるよう、この後はしっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.大谷選手は5回無失点
「調子が良くて押し込むような試合もあったけど、今日のように状態が悪い中で5回ゼロ。こういう方が評価できるし、前に進んだと感じる。褒めたくないけど、感謝してます。よくあそこまでね、良かったね」

Q.谷口選手のひと振りも大きかった
「つなぎ方が難しいところでよくやってくれた。去年から外野が一つ空いているところで誰も獲り切れなかった。谷口がやってくれるとね」

Q.貯金2で前半戦終了
「振り返ることはしたくない。もっと勝ちたかった。目一杯全開で(後半戦最初の)バファローズ戦から行く」

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